先に結論
日本経営管理協会(JIMA)のM&Aスペシャリストは、資格案内ページに過去問やサンプル問題の提供の記載がありません。準備の材料は、公式の出題範囲に挙がる5分野と参考図書6冊です。一般知識問題と論述問題を120分で解き、60%以上の正解で合格します。2026年度に残る第38回は12月5日(土)のオンライン開催で、申込締切は試験日の2週間前です。過去問がない分、早い段階で分野別の知識の抜けを測り、読む本の順番を決めてください。
この記事の結論
- 01
過去問・サンプル問題の提供は、JIMAの資格案内ページでは確認できない。対策は出題範囲と参考図書から組み立てる。
- 02
出題範囲は「M&A実務」「職業倫理」「法務」「会計」「税務」の5分野。参考図書は市販書6冊が挙げられている。
- 03
試験は一般知識問題と論述問題で120分。論述問題があるため、知識を自分の言葉で書く力も問われる(一般知識問題の解答形式は資格案内ページに記載がない)。
- 04
第38回は2026年12月5日(土)。検定試験の申込締切は試験日の2週間前(11月21日)、任意の資格取得支援講座は開始の2週間前(11月13日)。
- 05
過去問の代わりに、分野の重なる択一問題で知識の抜けを先に測ると、6冊を読む順番と深さが決められる。
試験の条件と日程(最終確認日:2026-09-28)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受験資格 | 制限なし |
| 出題形式 | 一般知識問題、論述問題(120分)。開始前に検定試験ガイダンス15分 |
| 合格基準 | 60%以上の正解で合格 |
| 受験料 | 検定試験11,000円(税込)。資格取得支援講座77,000円(税込)、講座+試験88,000円(税込) |
| 第38回の日程 | 2026年12月5日(土)13:00からオリエンテーション、13:15〜15:15が検定試験 |
| 開催形式 | 講座・検定試験ともにオンライン |
| 申込締切 | 試験日の2週間前(講座は開始の2週間前) |
| 過去問・サンプル問題 | 資格案内ページに提供の記載なし |
| 合格後 | 資格認定を希望する場合は入会申込書を返送し、資格審査委員会の審査を経て認定書(兼会員証)が送付される |
比べた条件のまま、いまの理解度を無料で確認できます。
JIMAの試験問題ではありませんが、M&A実務・財務・税務・法務・倫理・行動規範のどこで点を落とすかの見当がつき、参考図書を読む順番を決める材料になります(当メディア運営者が提供する無料サービスです)。
公式が挙げる参考図書6冊と、読む順番の決め方
公式の出題範囲・参考図書の資料には、次の6冊が挙げられています。価格や最新の版は各出版社の案内で確認してください。
| 参考図書 | 出版社 | 先に読むと効く人 |
|---|---|---|
| 図解でわかるM&A入門 | 翔泳社 | M&Aの全体の流れを初めて学ぶ人 |
| ストーリーでわかる初めてのM&A | 日本加除出版 | 用語より先に、案件の進み方をつかみたい人 |
| M&A実務の基礎 | 商事法務 | 法務・契約の基礎から固めたい人 |
| 企業買収の実務プロセス | 中央経済社 | プロセスごとの実務を順に確認したい人 |
| 最新版 M&A実務のすべて | 日本実業出版社 | 実務全般を1冊で見渡したい人 |
| M&A実務ハンドブック | 中央経済社 | 論点を引いて確認する使い方をしたい人 |
「先に読むと効く人」の列は、書名が示す対象から当メディアが整理した読み分けの目安です。公式が順番を指定しているわけではありません。6冊すべてを通読する前提で組むと、12月5日までの時間では足りなくなりがちです。先に分野別の抜けを測り、弱い分野に対応する本から読むのが現実的です。
12月5日までの10週間の組み方
2026年9月28日から第38回の試験日までは、約10週間です。申込締切(試験日の2週間前)を踏まえると、次の配分が組めます。
| 期間 | やること | 目安 |
|---|---|---|
| 1週目 | 分野別の抜けを測り、6冊から読む本を2〜3冊に絞る | 択一形式で知識の抜けを確認 |
| 2〜5週目 | 弱い分野の参考図書を読み、各章の要点を自分の言葉で要約する | 要約が論述の練習を兼ねる |
| 6〜7週目 | 職業倫理と法務を、事例に当てはめて説明できるか確かめる | 「なぜその行為がいけないのか」を書けるか |
| 7週目まで | 講座も受けるなら申込を済ませる | 講座開始11月27日の2週間前(11月13日)が締切 |
| 8週目まで | 検定試験の申込を済ませる | 試験日12月5日の2週間前(11月21日)が締切 |
| 8〜9週目 | 会計・税務の計算と、M&A実務の流れを通しで確認する | 手順を説明できるか |
| 10週目 | 論述を120分の時間配分で書く練習 | 書く時間を先に確保する |
論述対策として効くのは、読んだ章を「結論→理由→実務での注意点」の3段で200〜300字にまとめる練習です。一般知識問題の対策と論述の練習を、同じ読書で同時に進められます。
過去問がない試験の、演習の代わり
過去問がない試験で困るのは、「どこが分かっていないか」を本番前に知る手段が少ないことです。M&Aスペシャリストの5分野は、中小企業庁が2026年度の創設を予定している中小M&A資格試験の現状案の4科目(「M&A実務」「財務・税務」「法務」「倫理・行動規範」)と、扱う領域の名前が重なります。
そこで、知識の抜けを測る道具として、分野の重なる択一問題を使う方法があります。当メディア運営者が提供する本番形式の60問模試(無料会員登録で利用)は、中小M&A資格試験に向けた問題で、JIMAの試験問題ではありません。それでも、M&A実務・財務・税務・法務・倫理・行動規範のどこで点を落とすかの見当がつけば、6冊のうち何を先に読むかを決める材料になります(当メディア運営者が提供する無料サービスです)。
なお、M&Aスペシャリストと中小M&A資格試験は別の制度です。一方の合格で他方が免除・優遇されるという記載は、確認できた公表資料には見当たりません。
注意点・よくある失敗
- 過去問が見つからないまま、何から始めるか決められずに時間が過ぎる。分野別の抜けを先に測る。
- 参考図書6冊を全部通読しようとして、論述の練習時間が残らない。
- 申込締切を試験日の直前と思い込む(試験日の2週間前が締切です)。
- 一般知識問題だけ対策して、論述の時間配分を練習しない。
- 出所の書かれていない「過去問」「合格率」を根拠に準備する(公式の案内では確認できません)。
比較軸をそろえると、判断理由を説明しやすくなります
選ぶ前に条件を確認することで、料金や印象だけで結論を急ぐことを避けられます。
制度・料金・提供内容は更新されます
本記事の数値・制度情報は記載の確認日時点のものです。申込前に各公式ページで最新情報をご確認ください。
よくある質問
JIMAの資格案内ページには、過去問やサンプル問題の提供・販売の記載がありません。準備の材料として公式に示されているのは、出題範囲の5分野と参考図書6冊です。過去問をうたう第三者の資料を使う場合は、出所を確かめてください。
受験資格の制限がなく、参考図書も市販書なので、独学で準備すること自体は可能です。ただし合格率や学習時間の目安は公式に示されていません。独学で順番を決めきれない場合は、任意の資格取得支援講座(77,000円・税込)で順序を借りる選択肢があります。
読んだ章を「結論→理由→実務での注意点」の3段で短くまとめる練習が、一般知識問題の対策と両立します。職業倫理が独立した分野として置かれているため、倫理上の判断を理由つきで書けるかも確かめてください。
2026年9月28日から12月5日までは約10週間です。分野別の抜けを1週目で測り、読む本を絞れば組める期間です。申込は試験日の2週間前までに済ませてください。
扱う領域の名前は重なりますが、別の制度で、免除・優遇の関係は確認できません。新試験の科目で自分がどこにいるかは、無料の60問模試で測れます(当メディア運営者が提供する無料サービスです)。
一次資料・参考資料
- 公式情報日本経営管理協会 M&Aスペシャリスト(受験資格・出題形式・合格基準・受験料・日程・資格取得支援講座)確認日:2026-09-28
- 公式情報日本経営管理協会 M&Aスペシャリスト検定試験 出題範囲・参考図書確認日:2026-09-28
- 公式情報日本経営管理協会 認定資格一覧確認日:2026-09-28
- 一次資料中小企業庁 中小M&A市場の改革に向けた検討会(第4回)資料2・資料3(2026年3月17日)確認日:2026-09-28
更新・訂正履歴
- 初回公開
記載の数値・制度情報は2026-09-28時点で一次資料・公式情報を確認したものです。更新・訂正時はこの履歴に日付と理由を記載します。
読んだ内容を、無料の確認へつなげる
JIMAの試験問題ではありませんが、M&A実務・財務・税務・法務・倫理・行動規範のどこで点を落とすかの見当がつき、参考図書を読む順番を決める材料になります(当メディア運営者が提供する無料サービスです)。