先に結論
中小PMIガイドライン講座は、中小企業庁が2023年3月29日に公開した、2022年3月公表の「中小PMIガイドライン」を解説する全10本の動画です。譲受側経営者向けと実務担当者向けの2区分で並びます。M&A支援機関登録制度の解説動画4本(合計40分9秒)も別サイトで公開されています。まず講座紹介と「総論(概要編)」から見てください。
この記事の結論
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中小PMIガイドライン講座は、講座紹介の動画0と、総論2本・各論7本の計10本で構成される(中小企業庁「中小PMIガイドライン講座を公開しました」、2026-10-10確認)。
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中小企業庁のページは動画を「概要編/基礎編(譲受側経営者向け)」と「詳細編/発展編(実務担当者向け)」の2区分で並べている。講座紹介の動画0を除くと、経営者向けの区分は4本、実務担当者向けの区分は6本(③は両方に入る)。
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M&A支援機関登録制度の解説動画は4本・合計40分9秒で、中小M&Aガイドライン改訂(第2版)を前提にしている(M&A支援機関登録制度 解説動画ページ、2026-10-10確認)。
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中小M&Aガイドラインの現行版は2024年8月策定の第3版。解説動画を見たあとは、第3版の概要資料と改訂のポイントで差分を確認する。
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動画は「見た」だけでは理解度が分からない。見終えたら、問題を解いて現在地を測る順番にすると、独学の次の一手が決まる。
中小PMIガイドライン講座とは? 全10本の構成(最終確認日:2026-10-10)
中小PMIガイドライン講座は、中小企業庁が「譲受側の経営者や実務担当者に向けて」ガイドラインの内容を解説する動画で、「講座全体を紹介する動画を含め、全10本の動画にまとめています」と案内しています(中小企業庁「中小PMIガイドライン講座を公開しました」、令和5年3月29日公表、2026-10-10確認)。PMIについて同ページは「M&Aにより引き継いだ事業の継続・成長に向けた統合やすり合わせ等の取組であるPMIが重要です」と書いています。
| 番号 | 動画タイトル(公式の表記。①〜⑨は冒頭の講座名を省略) | 主な内容(公式ページの箇条書きを要約) | 掲載区分 |
|---|---|---|---|
| 0 | 中小PMIガイドライン講座の紹介(全体構成) | 講座全体の構成の紹介 | 両方のページの冒頭 |
| ① | 総論(概要編) | そもそもPMIとは何か?/PMIの推進体制の構築 等 | 譲受側経営者向け |
| ② | 総論(詳細編)※実務担当者向け | PMIの実施時期/PMIの優先順位の判断基準 等 | 実務担当者向け |
| ③ | 基礎編と発展編の概要 | 中小PMIにおける推進体制の特徴/主な役割 等 | 両方 |
| ④ | 基礎編(概要編) | M&A成立後100日~1年程度までの期間の取組事項や留意点 等 | 譲受側経営者向け |
| ⑤ | 基礎編(詳細編)※実務担当者向け | 経営の方向性の確立/事業の円滑な引継ぎ 等 | 実務担当者向け |
| ⑥ | 発展編(概要編) | M&Aを契機とした経営・業務における各領域の統合事例の解説 等 | 譲受側経営者向け |
| ⑦ | 発展編(詳細編―経営統合)※実務担当者向け | 経営の方向性の確立/経営体制の確立/グループ経営の仕組みの整備 等 | 実務担当者向け |
| ⑧ | 発展編(詳細編―事業機能)※実務担当者向け | 業務統合における売上シナジー効果/コストシナジー効果 等 | 実務担当者向け |
| ⑨ | 発展編(詳細編―管理機能)※実務担当者向け | 人事・労務、会計・財務、法務、ITシステムの各分野の具体的な取組 等 | 実務担当者向け |
構成で押さえたいのは、「総論→基礎編→発展編」の順に、M&A成立後の取組が広がっていく点です。基礎編はM&A成立後100日~1年程度までの取組、発展編は経営統合・事業機能・管理機能の各領域の統合を扱います(中小企業庁 講座ページの箇条書き、2026-10-10確認)。
比べた条件のまま、いまの理解度を無料で確認できます。
当メディア運営者が提供するサービスです(開示)
無料の動画で全体像をつかんだあとに、新しい国の試験が想定する4科目(M&A実務/財務・税務/法務/倫理・行動規範)でどこまで解けるかを測ると、次に読む教材を決める材料になります(当メディア運営者が提供するサービスです)。
譲受側経営者と実務担当者で、見る動画はどう違う?
中小企業庁のページは、①③④⑥を「概要編/基礎編(譲受側経営者向け)」、②③⑤⑦⑧⑨を「詳細編/発展編(実務担当者向け)」のページに掲載しています(中小企業庁 講座ページ、2026-10-10確認)。③「基礎編と発展編の概要」は両方の区分に入る共通の1本です。
| あなたの立場 | 先に見る動画 | 優先度 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 譲り受けを検討する中小企業の経営者 | 0→①→③→④→⑥(5本) | 高い | 中小企業庁が経営者向けの区分に並べた動画で、全体像と100日~1年の取組がつかめる |
| 買い手企業でPMIを担当する社員 | 0→①→②→③→⑤、担当領域に応じて⑦⑧⑨ | 高い | 実務担当者向けの詳細編で、人事・労務や会計・財務など分野別の取組まで扱う |
| 仲介・FAなどM&A支援機関の担当者 | 0→①→③→④、あわせて登録制度の解説動画4本 | 中くらい | 成約後の論点を知ると支援の説明に使える。登録制度の対応事項は別サイトの動画にまとまっている |
| M&Aの勉強を無料で始めたい人 | 0→①→③ | 中くらい | 用語と全体像の入口。詳細編は実務を想定した内容のため、後回しでよい |
| 売り手側の支援だけを扱い、成約後に関わらない人 | ― | 低い | 講座は譲受側の取組が中心。まず中小M&Aガイドラインの文書を読むほうが近い |
文書で学ぶ無料教材の組み方は中小M&A資格試験は独学で受かるかで扱っています。本記事は動画に絞って並べ直しています。
動画を何本見るかを決める前に、自分がどの領域でつまずくかを知っておくと、詳細編まで進むか概要編で止めるかを選びやすくなります。新しい国の試験が想定する4科目(M&A実務/財務・税務/法務/倫理・行動規範)でどこまで解けるかは、無料の60問模試で確かめられます(当メディア運営者が提供する無料サービスです。60問模試は無料会員登録で利用できます)。
M&A支援機関登録制度の解説動画は何本・何分?
M&A支援機関登録制度の解説動画は4本で、所要時間の合計は40分9秒です(M&A支援機関登録制度「中小M&Aガイドライン改訂(第2版)と M&A支援機関登録制度の対応事項に関する解説動画」、2026-10-10確認)。解説は中小企業庁 事業環境部 財務課の課長補佐(経営承継)が担当しています。
| 区分 | 動画 | 所要時間 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 1. 中小M&Aガイドライン改訂(第2版)の解説 | (1) 改訂の背景・概要 | 4分17秒 | M&A支援機関登録制度 解説動画ページ |
| 1. 中小M&Aガイドライン改訂(第2版)の解説 | (2) 第1章 後継者不在の中小企業向けの手引きの改訂の解説 | 11分47秒 | M&A支援機関登録制度 解説動画ページ |
| 1. 中小M&Aガイドライン改訂(第2版)の解説 | (3) 第2章 支援機関向けの基本事項の改訂の解説 | 13分34秒 | M&A支援機関登録制度 解説動画ページ |
| 2. M&A支援機関登録制度の対応事項の解説 | M&A支援機関登録制度の対応事項の解説 | 10分31秒 | M&A支援機関登録制度 解説動画ページ |
同ページは「第2版適用のスケジュールや登録済みの又はこれから登録申請する支援機関に求められる対応について、ご確認をお願いいたします。」と案内しています(M&A支援機関登録制度 解説動画ページ、2026-10-10確認)。登録制度は機関(法人・個人事業主)単位の登録で、個人の資格とは別の仕組みです。違いはM&A支援機関登録制度と資格の関係で整理しています。
中小M&Aガイドラインの解説動画は第3版に対応している?
M&A支援機関登録制度の解説動画は、中小M&Aガイドライン改訂(第2版)を対象にしており、同ページに第3版への言及はありません(M&A支援機関登録制度 解説動画ページ、2026-10-10確認)。中小企業庁は「2024年8月には第2版を改訂し、「中小M&Aガイドライン(第3版)-第三者への円滑な事業引継ぎに向けて-」(以下「第3版」という。)を策定した」と書いています(中小企業庁 中小M&Aガイドラインのページ、2026-10-10確認)。
中小企業庁の中小M&Aガイドラインのページは、解説動画へのリンクを掲載していない(2026-10-10確認)。第3版の内容は、同ページの文書で補う形になります。同ページが示す第3版の主な改訂点は次の5つです(中小企業庁 中小M&Aガイドラインのページの記載を本記事が要約、2026-10-10確認)。
- 業務内容・質と手数料(相手方の手数料を含む)について、中小企業が確認すべき事項と、仲介者・FAの説明義務
- 仲介者・FAの営業・広告に関する規律と、禁止される利益相反の具体化
- 最終契約で起こりうるトラブルとその対応策(譲り渡し側の経営者保証の扱いを含む)
- 最終契約の不履行を意図的に起こす不適切な譲り受け側を排除するための、仲介者・FAの対応
- 不適切な譲り受け側の情報を業界内で共有する仕組みの構築
第2版の解説動画は、改訂の背景や支援機関向けの基本事項をつかむ入口としては使えます。ただし手数料の説明義務や利益相反の規律などは第3版で追記されているため、動画のあとに「中小M&Aガイドライン(第3版)概要資料」と「改訂のポイント(第3版)」で差分を確認してください。倫理・行動規範の読み方は中小M&A資格の倫理・行動規範にまとめています。
無料動画はどの順番で見る? 6ステップの視聴計画
無料動画の見る順番は、中小企業庁の講座紹介(動画0)から始め、PMI講座→登録制度の解説→第3版の文書の順に進めるのが本記事の提案です。中小企業庁が視聴順を指定しているわけではないため、立場に合わせて入れ替えてください。
| ステップ | 見るもの | 所要時間 | 目的 |
|---|---|---|---|
| 1 | PMI講座 0 講座紹介 →① 総論(概要編) | 記載なし | PMIとは何か、推進体制の考え方をつかむ |
| 2 | PMI講座 ③ 基礎編と発展編の概要 →④ 基礎編(概要編) | 記載なし | M&A成立後100日~1年程度の取組の流れを知る |
| 3 | 実務担当者は ② ⑤、担当領域の ⑦⑧⑨ | 記載なし | 分野別の具体的な取組を確認する |
| 4 | 登録制度の解説動画 (1)〜(3) | 29分38秒 | 第2版で何が改訂されたかの背景を知る |
| 5 | 登録制度の解説動画「対応事項の解説」 | 10分31秒 | 支援機関に求められる対応を知る |
| 6 | 中小M&Aガイドライン(第3版)概要資料・改訂のポイント | ― | 第2版の動画との差分を文書で確認する |
PMI講座の再生時間は中小企業庁のページに記載がないため、1日に何本と決めるより「1回に1本、見たら要点を3行で書く」と区切るほうが続けやすくなります。動画は受け身になりやすい教材なので、見たあとに自分で説明できるかを確かめる工程を挟んでください。
見終えたあとの理解度チェックリスト
次の7項目のうち、いくつ自分の言葉で説明できるかを数えてください。
- PMIとは何か(中小企業庁の講座ページの定義に沿って)
- PMIの推進体制で、誰がどんな役割を担うか
- M&A成立後100日~1年程度の期間に取り組む事項
- 経営統合・事業機能・管理機能の3領域の違い
- 売上シナジーとコストシナジーの違い
- M&A支援機関登録制度で、登録済みの支援機関に求められる対応
- 中小M&Aガイドライン第3版で追記された、手数料の説明や利益相反の規律
5つ以上説明できれば、動画の内容は頭に入っています。3〜4つなら、説明できなかった項目に対応する動画をもう一度見てください。2つ以下なら、ステップ1〜2に戻るほうが近道です。
動画で全体像をつかんだあとは、知識が問題を解く場面で使えるかを確かめると、独学で次に何を読むかが決まります。中小企業庁が実施予定の新しい国の試験が想定する4科目(M&A実務/財務・税務/法務/倫理・行動規範)の側から現在地を測るなら、無料の60問模試が使えます(当メディア運営者が提供する無料サービスです)。
注意点・よくある失敗
- M&A支援機関登録制度の解説動画を、中小M&Aガイドラインの最新版の解説だと思って見る(対象は第2版で、現行は2024年8月策定の第3版)。
- 中小企業庁の中小M&Aガイドラインのページに解説動画があると思って探し続ける(同ページは文書とPDFの掲載で、動画へのリンクは確認できない)。
- PMI講座の10本を最初から番号順に全部見ようとして、実務担当者向けの詳細編で止まる。
- 動画を見ただけで理解したと考え、自分で説明する・問題を解く工程を飛ばす。
- 無料の文書教材と動画を同時に広げ、どちらも途中で止まる(まず動画で全体像、次に文書の順が分かりやすい)。
- PMIを売り手側の支援と同じものと考える(講座は譲受側の経営者と実務担当者に向けたもの)。
よくある質問
中小PMIガイドライン講座は、中小企業庁のページからリンクされたYouTubeの動画で、確認した中小企業庁のページに受講料や申込みの手続の記載はありません(2026-10-10確認)。PMI講座の動画は、講座紹介を含めて全10本です。
中小企業庁の講座ページと公表ページは、各動画の再生時間を掲載していない(2026-10-10確認)。合計時間は、リンク先の動画で確かめる必要があります。
M&A支援機関登録制度のサイトに、中小M&Aガイドライン改訂(第2版)の解説動画3本(4分17秒・11分47秒・13分34秒)があります(M&A支援機関登録制度 解説動画ページ、2026-10-10確認)。現行の第3版(2024年8月策定)を解説した動画は、中小企業庁の中小M&Aガイドラインのページに掲載されていません(2026-10-10確認)。
M&A支援機関登録制度の解説動画は4本で、所要時間の合計は40分9秒です(M&A支援機関登録制度 解説動画ページの各動画の所要時間を合計、2026-10-10確認)。登録制度の対応事項だけなら1本10分31秒です。
無料の動画は全体像をつかむ入口として使えますが、PMI講座は成約後の取組、登録制度の動画は第2版の改訂と支援機関の対応事項が中心で、M&Aの財務・税務や法務を体系的に扱う構成ではありません。動画のあとに文書教材を読み、問題を解いて理解度を確かめる組み合わせが現実的です。
中小企業庁は中小PMIガイドライン講座を「譲受側の経営者や実務担当者に向けて」用意したと書いています(中小企業庁「中小PMIガイドライン講座を公開しました」、2026-10-10確認)。買い手側の経営者と、統合の実務を担う社員が主な対象です。M&Aの全体像をつかむ目的なら、事業会社のM&A担当の学び方を扱った事業会社のM&A担当者に資格は必要かも参考になります。
一次資料・参考資料
- 一次資料中小企業庁 中小PMIガイドライン講座を公開しました(令和5年3月29日。講座の目的・対象者・全10本の構成)確認日:
- 一次資料中小企業庁 中小PMIガイドライン講座(全ての動画)確認日:
- 一次資料中小企業庁 中小PMIガイドライン講座(概要編/基礎編(譲受側経営者向け))確認日:
- 一次資料中小企業庁 中小PMIガイドライン講座(詳細編/発展編(実務担当者向け))確認日:
- 一次資料M&A支援機関登録制度 中小M&Aガイドライン改訂(第2版)と M&A支援機関登録制度の対応事項に関する解説動画(4本の所要時間)確認日:
- 一次資料中小企業庁 中小M&Aガイドライン(第3版の策定・改訂の概要・概要資料と改訂のポイント)確認日:
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