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JMAA認定M&Aアドバイザーの費用と取得条件

結論を先に示し、根拠・比較・関連する疑問・一次資料の順に確認できます。

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先に結論

JMAA認定M&Aアドバイザー(CMA)の取得には、養成講座198,000円(税込・修了試験料込)に加え、入会金33,000円と月額会費11,000円/月(いずれも税込・会費は一年分を一括前払い)がかかります。取得の入口は「講座+修了試験」と「実務経験者としての協会の審査」の2つ。資格は一般財団法人日本M&Aアドバイザー協会の正会員に付与されるため、会員でいる間ずっと費用が発生します。

Key takeaways

この記事の結論

  1. 01

    資格は試験の合格そのものではなく、正会員への入会に紐づいて付与される。公式の流れは「養成講座の受講と修了試験」→「理事会の審査を経た正会員入会」→「資格付与と認定証書の発行」の3段階。

  2. 02

    費用は取得時の講座198,000円(税込・修了試験料込)と、入会金33,000円(税込・入会時のみ)、月額会費11,000円/月(税込)。3ページで表記は一致している。

  3. 03

    会費は入会時に一年分を一括で支払い、「途中退会した場合でも会費をお返しすることはいたしません」と明記されている。割引を織り込まない初年度は363,000円、2年目以降は年132,000円、5年の累計は891,000円が目安。

  4. 04

    すでにM&A仲介・アドバイザーの実績がある場合は、講座を受けずに協会の審査(インタビュー、面談などケースに応じて)で入会できる道が公式のよくある質問に示されている。

  5. 05

    2週間以内の申込みに対する割引は、公式ページによって条件の書き方が違う。金額に直結するため、本記事では割引後の総額を確定させず、両方の記載をそのまま示す。

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資格取得までの流れ(最終確認日:2026-09-17)

ステップ公式ページの記載判断のポイント
Step1「M&A実務スキル養成講座を受講」/「修了試験を実施します」受講料198,000円(税込)に修了試験料が含まれる
Step2「規程の入会資格を満たすことを前提とし、理事会の審査後、JMAA正会員としての入会を認めます」修了試験の合格だけでは完結せず、審査を経る
Step3「協会より『JMAA認定M&Aアドバイザー』を付与し、認定証書を発行します」資格付与は正会員に与えられるものの一つ

入会資格として公式に示されているのは次の2通りです。1つは「『M&A実務スキル養成講座』を受講し修了試験に合格した者」、またはその在籍法人・団体で「M&Aアドバイザーとしての業務を行うことが決定している者」。もう1つは「既にM&Aアドバイザーとしての実務を経験しており、日本M&Aアドバイザー協会が特別に認定した者」またはその在籍法人・団体です。つまり実績のある実務家には講座を経由しない入口があり、未経験者は講座と修了試験が入口になります。

公式のよくある質問では、「JMAA認定M&Aアドバイザー資格試験」に合格できなかった場合について「次回の『M&A実務スキル養成講座』後に実施されるJMAA認定M&Aアドバイザー資格試験だけを受験していただくことになります」と案内されています。講座を受け直す必要はない、と読めます。

なお、試験と講座の呼び方はページによって揺れています。講座のページは「修了試験」、よくある質問は「JMAA認定M&Aアドバイザー資格試験」。講座名も「M&A実務スキル養成講座」と「M&Aアドバイザー開業・養成講座」の両方の表記があります。いずれも同じ講座・同じ試験を指すと読めますが、申込み時は名称ではなく開催日と金額で突き合わせるほうが安全です。

法人・団体として正会員になる場合、公式のよくある質問では「全員が受講する必要はございません」「御社内でM&A関連業務が円滑に行えるように考慮し、適宜受講してください」と案内されています。

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M&A実務スキル養成講座の中身(最終確認日:2026-09-17)

項目内容(公式ページより)
受講料「お1人様 198,000円(税込、修了試験料込)」
形式「7時間の事前動画視聴+半日間の教室開催研修の形式」
教室研修の時間13:00 – 17:00
開催地東京(四ツ谷ビジネススクエア内)/大阪(本町倶楽部内)/名古屋(株式会社フォーナレッジ)
カリキュラム第1章 M&Aアドバイザーとは/第2章 M&A概論/第3章 バリエーションとDD/第4章 M&Aの実務手順/第5章 M&Aアドバイザリー業務のはじめ方
想定する受講者「M&Aアドバイザーとして独立開業を目指す方」「企業内でM&A部門を立ち上げる責任者や実務担当者」「自社、もしくは自身でこれからM&A(売却・買収)を実践する方」
申込みと支払い申込フォームから申込み後、請求書を受け取り1週間以内に振込
修了試験「本講座終了後に、修了試験を実施します」

表示されている時間の合計は、動画約7時間と教室の13:00–17:00から単純計算した4時間で、11時間程度です。ただしこれは講座の拘束時間であり、事前・事後にどれだけ学習が要るかは公式ページに書かれていません。198,000円に何が含まれるかを時間数だけで測ることはできない、という前提で見積もってください。講座型の資格を横断して比べたい場合はM&A資格の講座・スクールの選び方を参照してください。

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費用の全体像(最終確認日:2026-09-17)

項目金額(税込)条件
M&A実務スキル養成講座198,000円修了試験料を含む
入会金33,000円入会時のみ(2週間以内の申込みに対する割引の扱いは下記)
月額会費11,000円/月「入会時に一年分を一括してお支払ください」
月会費(従業員30名以上の組織)33,000円/月(税抜30,000円)認定資格のページのみに記載のある区分
会費の返金なし「途中退会した場合でも会費をお返しすることはいたしません」
初年度(割引を見込まない場合)363,000円講座198,000円+入会金33,000円+会費132,000円
2年目以降132,000円/年月額会費11,000円×12か月
5年間の累計(同上)891,000円初年度363,000円+4年分528,000円
講座を経由せず審査で入会する場合の初年度165,000円入会金33,000円+会費132,000円(講座費が不要なため)

公式のよくある質問には、同じ金額が税抜表記で「入会金・・・30,000円(税抜、入会時のみ)月額会費・・・10,000円/月(税抜)」と記載されています。税込表記と税抜表記の差であり、金額の食い違いではありません。会費は個人・企業/団体の別で変わらないとも案内されています。

ただし、金額の見え方はページによって異なります。正会員の案内ページが示すのは「月額会費・・・11,000円/月(税込)」の一本値ですが、認定資格のページには「月会費 10,000円(税抜)又は、30,000円(税抜、従業員30名以上の組織)」と組織規模による区分が書かれています。従業員30名以上の組織が該当する場合、年額は税込で396,000円となり、上の表の132,000円とは3倍の開きが出ます。自社がどちらの区分かは、申込み前に協会へ確認してください。上の累計額は、区分の記載がない個人・小規模の前提で計算しています。

早期申込みの割引についても、2つのページで条件の書き方が異なります。正会員の案内ページは入会金の項に「ただし、M&Aアドバイザー養成講座受講修了2週間以内は無料」と書き、無料になるのは入会金だけと読めます。一方、認定資格のページは「講座修了試験合格者が修了試験案内日より2週間以内に申し込む場合、入会金と月会費3ヶ月が無料(63,000円相当)」として、対象を入会金と月会費3か月、起算点を修了試験の案内日としています。割引後にいくら支払うかは、どちらの条件が適用されるかで変わります。本記事では割引を見込まない金額を上の表に載せ、割引後の総額は確定させていません。申込み前に、適用条件と起算日、そして一年分一括の初回請求額を協会へ確認してください。

注意したいのは、この月額会費が資格の維持費だけを指すものではない点です。公式に挙げられている正会員の内容には、セミナー・講座への優先招待と割引、成約サポート制度、M&A案件情報DBの共有、実践的書式のダウンロード、専門家紹介などが含まれ、資格付与はその一つとして並んでいます。つまり年132,000円は資格の値段ではなく、会員サービス一式の値段で、資格はそこに含まれます。会費に見合うかどうかは、案件情報や成約サポートを実際に使う立場かどうかで決まります。

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検定型の資格と比べたときの違い(最終確認日:2026-09-17)

資格運営者取得時の費用(税区分は各セルに記載)維持費用に関する公式の記載取得の方式
JMAA認定M&Aアドバイザー(CMA)一般財団法人日本M&Aアドバイザー協会講座198,000円+入会金33,000円(いずれも税込。早期申込みの割引あり・条件は下記)月額会費11,000円/月(税込)。一年分を一括、途中退会でも返金なし講座+修了試験+理事会の審査+正会員入会
事業承継・M&Aベーシック(金融業務3級 事業承継・M&Aコース)一般社団法人金融財政事情研究会5,500円(税込)種目別ガイドに会費・更新の記載なしCBT・四答択一式50問・100分・60点以上
事業承継・M&Aエキスパート(金融業務2級 事業承継・M&Aコース)一般社団法人金融財政事情研究会7,700円(税込)種目別ガイドに会費・更新の記載なしCBT・四答択一式30問+総合問題10題・120分・70点以上
M&Aシニアエキスパート一般社団法人金融財政事情研究会143,000円(税込。一般区分の受講料132,000円+認定試験受験料11,000円。M&A支援機関協会会員等は92,400円、BATONZパートナープログラム会員は105,600円の特別価格)案内ページに有効期限・更新の記載なし受講資格を満たした人が養成スクールを受講し認定試験
M&Aスペシャリスト一般社団法人日本経営管理協会(JIMA)受講料77,000円+検定試験料11,000円=88,000円(消費税込み)。別に入会費用(スペシャリスト会員は入会金・資格審査料・資格認定料で計38,000円・税抜)スペシャリスト会員の年会費33,000円(税抜)公開講座の受講+検定試験+資格審査委員会の審査
中小M&A支援資格制度(仮称・正式名称未公表)未公表未公表登録継続期間は「3~5年を想定」、更新時に「更新講習の修了」を課す案検討中

5年単位で見ると差はさらに開きます。CMAは会員でいる限り費用が積み上がる設計で、割引を見込まなければ5年で891,000円。一方、検定型の事業承継・M&Aエキスパートは7,700円の一度きりで、種目別ガイドに会費や更新の記載はありません。ただしこの2つを並べても、同じものを比べたことにはなりません。891,000円は案件情報DBや成約サポートを含む会員サービス5年分の対価で、7,700円は試験1回の受験料だからです。判断すべきは「資格の値段が高いか」ではなく「会員サービスを5年使う場面が自分にあるか」になります。なお講座型でも維持費の設計は同じではありません。M&Aスペシャリストは会員資格とセットのためスペシャリスト会員の年会費33,000円(税抜)が続きますが、M&Aシニアエキスパートは受講料と受験料で完結し、案内ページに会費や更新の記載はありません。取得時費用の横断比較はM&A資格の費用、資格の全体地図はM&A資格の一覧・体系マップにまとめています。

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中小M&A資格試験との関係

中小企業庁が創設を目指している中小M&A支援資格制度(仮称)とは、制度の設計主体も位置づけも別です。2026年7月21日の検討会(第5回)資料2では、「資格試験実施団体による設計・実施等を念頭に置きつつ」とされ、試験合格後の登録と更新管理のプロセスを併せて運用する方向が示されています。登録継続期間は「3~5年を想定」とされ、登録時の要件として「登録講習の修了」、更新時の要件として「更新講習の修了」が挙げられています。講習の内容は「M&A実務」「倫理・行動規範」を中心に、E-learning等の形式が想定されています。いずれも検討中の案であり、正式名称・試験日・受験料・実施団体は未公表です。

既存の民間資格に免除や優遇を与えるという記載は、確認できた公表資料の範囲では見当たりません。したがってCMAを取得しても新資格が有利になるとは言えません。ただし新資格の側も更新講習を要件とする案である以上、取得後に費用と時間が続く点は共通します。新資格の最新状況は本体サイトの試験情報で確認できます(当メディア運営者が提供するサービスです)。新資格側の登録・更新の設計は中小M&A資格の登録制度と更新で整理しています。

なお、M&A支援機関登録制度の登録要件として特定の民間資格が求められているわけではありません。登録と資格の関係はM&A支援機関登録制度と資格の関係を参照してください。

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向いている人・向いていない人

  • 向いている人:M&Aアドバイザーとして独立開業を目指し、案件情報の共有や成約サポートといった会員サービスを実際に使う予定がある方
  • 向いている人:社外に助言者として看板を出す立場で、所属団体の名称を対外的な説明材料にしたい方
  • 向いている人:すでにM&A仲介・アドバイザーの実績があり、講座を経由せず審査で入会できる可能性がある方
  • 向いている人:法人・団体として入会し、公式に「全員が受講する必要はございません」と案内されている点を活かして受講者を絞れる方
  • 向いていない人:まず基礎知識を証明したいだけの段階の方(5,500円・7,700円の検定型から入る方が費用の無駄が出ません)
  • 向いていない人:会費の発生する期間に対して、案件情報や成約サポートを使う見込みが立っていない方
  • 向いていない人:案件データベースの閲覧だけが目的の方(公式のよくある質問で、正会員は「原則、M&Aアドバイザーの業務をしていることが前提」と案内されています)
  • 向いていない人:一度の支払いで完結する資格を探している方
  • 向いていない人:従業員30名以上の組織に所属し、会費区分を確認しないまま11,000円/月の前提で予算を組もうとしている方
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注意点・よくある失敗

  • 講座料198,000円だけで予算を組み、月額会費11,000円/月を別枠で見落とす。
  • 早期申込みの割引を無条件のものと思い込む(適用範囲と起算点の書き方が公式ページ間で異なります)。
  • 年度途中でやめれば会費が止まると考える(一年分一括払いで、「途中退会した場合でも会費をお返しすることはいたしません」と明記されています)。
  • 会費が月払いできる前提で資金繰りを組む(入会時に一年分を一括して支払うと案内されています)。
  • 修了試験に合格すれば自動的に資格が付与されると考える(理事会の審査を経た正会員入会が前提です)。
  • 資格の有効期限や退会後の扱いを確認しないまま長期の見積もりを立てる(確認できた公式ページに記載がありません)。
  • CMAを持っていれば中小M&A支援資格制度の登録講習が免除される、といった説明を社内資料に書く(そうした公表資料は確認できていません)。
08

職業倫理をどう学ぶか

協会は2026年2月17日付の公式ステートメントで、M&Aは目的ではなく手段であること、仲介とアドバイザリーのどちらの方式を採るかの決定権はクライアントにあること、アドバイザーの立場が変わる場合には明確な説明と合意が必要であること、M&Aの中止も合理的な選択肢であることを挙げています。売り手との契約時点で仲介を前提にする進め方や、買い手の紹介を仲介方式の条件のように示す進め方を、方式の優劣ではなく説明責任と職業倫理の問題として扱う、という立場です。

この論点は、中小M&A支援資格制度の登録講習で「倫理・行動規範」が中心に据えられている方向と重なります。資格を取るかどうかを決める前でも、仲介と助言のどちらで契約するかは目の前の案件で問われます。中小M&Aガイドラインを起点とした学び方は中小M&A資格の倫理・行動規範の学び方にまとめています。仲介とFAの立場の違いそのものはM&A仲介・アドバイザーの資格事情で整理しています。

この記事の読み方

比較軸をそろえると、判断理由を説明しやすくなります

選ぶ前に条件を確認することで、料金や印象だけで結論を急ぐことを避けられます。

注意点

制度・料金・提供内容は更新されます

本記事の数値・制度情報は記載の確認日時点のものです。申込前に各公式ページで最新情報をご確認ください。

Long-tail questions

よくある質問

国家資格ではありません。一般財団法人日本M&Aアドバイザー協会(2010年8月設立)が正会員に付与する民間の認定です。M&Aの業務そのものを独占する国家資格は現時点で存在しません。

Sources

一次資料・参考資料

Updates

更新・訂正履歴

  1. 初回公開

    記載の数値・制度情報は2026-09-17時点で一次資料・公式情報を確認したものです。更新・訂正時はこの履歴に日付と理由を記載します。

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