先に結論
進め方は、カリキュラム3単元に約4週ずつ、残り1週を予備に充て、13週間は「全講義を視聴し終える」ことだけに使う配分です。利用期間は利用開始日(決済完了日)から13週間(91日間)で、視聴が修了しないと認定試験を受けられません。修了すれば、認定試験は受験申込日の3日後から1年後までの間に受けられます。修了しないまま期間を過ぎると受講申込のやり直し(有料)になるため、決済日は繁忙期を避けて決めてください。
この記事の結論
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期限は2本立て。講義の利用期間は利用開始日(決済完了日)から13週間(91日間)、認定試験は「受験申込日の3日後から、当初受験申込日の1年後まで」受けられる。視聴を修了していれば、講義が閉じても受験機会は残る。
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13週間の第一の目的は受験資格づくり。公式案内に「すべての講義視聴が修了しないと、認定試験(CBT方式)の受験はできません」と書かれているため、視聴の消化が最優先になる。
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カリキュラムは3単元。13週間を3単元で割ると1単元あたり約4週間で、残り1週を予備に置く配分が素直。
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修了せずに期間を過ぎると費用が増える。公式案内に「修了せずに利用可能期間を超過すると、再度受講申込(有料)が必要です」と書かれているため、91日間に視聴が収まるかが受講料の判断そのものになる。
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申込手続きが完了するとキャンセルも申込内容の変更も一切できない。紙の講義資料(約500ページ)は利用開始日から概ね10日で郵送されるため、最初の10日は資料なしで第1単元の視聴から始める前提にする。
13週間の中にある2つの期限(最終確認日:2026-10-06)
「講義の期限」と「試験の期限」は別物で、混同されやすい点です。1つの締切だと読むと、91日目に向けて試験対策まで詰め込む計画になります。
| 期限 | 公式案内の記載 | 起点 | 切れたときに失うもの |
|---|---|---|---|
| Web講義の利用期間 | 「利用開始日(決済完了日)から13週間(91日間)」 | 決済完了日 | 録画講義の視聴。期間内に全講義を視聴しないと受験資格が整わない |
| 認定試験の受験可能期間 | 「受験申込日の3日後から、当初受験申込日の1年後まで」 | 受験申込日 | 認定試験の受験機会 |
| 申込内容の変更・キャンセル | 「Web講義は申込手続きが完了すると、キャンセルや申込内容の変更は一切できません」 | 申込手続きの完了 | 日程の作り直し(できない) |
| 修了前に利用期間を超過 | 「修了せずに利用可能期間を超過すると、再度受講申込(有料)が必要です」 | 利用開始日 | 受講料(払い直しになる) |
| 紙の講義資料(約500ページ)の到着 | 「利用開始日から概ね10日で郵送」 | 利用開始日 | — |
この構造から導かれる原則は1つです。13週間は「全講義を視聴し終える」ことに充て、知識の仕上げと受験日は13週間の外に置ける。視聴を修了していれば、講義が閉じたあとも紙の講義資料は手元に残り、認定試験は受験申込日から1年後まで受けられます。逆に、修了しないまま期間を過ぎると受講申込のやり直し(有料)になります。費用の内訳と受講資格は事業承継シニアエキスパートの費用と受講資格で整理しています。
比べた条件のまま、いまの理解度を無料で確認できます。
事業承継シニアエキスパートは親族内承継と自社株対策が中心です。第三者承継(M&A)側の制度も視野に入れるなら、国が創設を進めている中小M&A資格試験の4科目で現在地を20問で測っておくと、13週間のあとの一歩を決めやすくなります(当メディア運営者が提供するサービスです)。
カリキュラム3単元と13週間の割り当て
公式案内のカリキュラムは3単元構成です。単元の中身は親族内承継と自社株に寄っていて、第1単元と第2単元が知識、第3単元がその運用(ケーススタディ)という積み上げになっています。
| 週 | 充てる単元 | 単元の内容(公式案内の表記) | この週の目的 |
|---|---|---|---|
| 第1〜4週 | 第1単元 | 中小企業の事業承継 総論、相続税・贈与税の仕組み、財産評価、税制改正 | 税額計算と財産評価の型を通す。ここが土台 |
| 第5〜8週 | 第2単元 | 事業承継税制・遺留分に関する民法特例、事業承継対策の手法、ファミリーガバナンスを用いた事業承継支援、公益財団法人の活用 | 制度と手法を第1単元の評価額に紐づける |
| 第9〜12週 | 第3単元 | ケーススタディ①自社株対策の事業承継事例、ケーススタディ②事業承継の意思決定支援、ケーススタディ③転廃業 | 単元1・2の知識を事例に当てはめる |
| 第13週 | 予備 | — | 視聴漏れの確認と受験申込。全講義の修了状況をここで確定させる |
週割りで動かしてよいのは各単元の長さだけで、順番は動かさない方が安全です。第3単元は単元名のとおり事例形式で、第1・第2単元で扱う評価額と制度を前提に進みます。時間を削るなら第3単元ではなく第2単元の後半から削り、長さを増やすなら第1単元に寄せます。相続税・贈与税・財産評価は、扱った経験の有無で必要な週数がもっとも変わる領域です。
税務の素養別・3つの進め方
同じ13週間でも、相続税や自社株評価を日常業務で扱っているかどうかで配分が変わります。公式に学習時間の目安は示されていないため、時間ではなく「どの単元に予備週を寄せるか」で3通りに分けました。
| タイプ | 配分 | 予備週の使い方 | 受験申込のタイミング |
|---|---|---|---|
| 相続税・自社株評価を実務で扱っている | 第1単元を3週、第2単元を5週、第3単元を3週 | 第3単元の事例演習に寄せる | 第12週ごろ。講義期間内に受験まで終える余地がある |
| 金融機関の法人営業で、税務は部分的 | 4週・4週・4週の均等+予備1週 | 第1単元の復習に戻す | 第12〜13週。全講義の修了を確認してから申し込む |
| 税務が業務外で、用語の確認から入る | 第1単元に5週、第2単元に4週、第3単元に3週 | 第13週も第1単元の見直しに充てる | 第13週以降。講義期間が閉じてから紙の講義資料で仕上げ、受験日は後ろに置く |
3つ目のタイプが、2本の期限を分けて考える意味がもっとも大きいパターンです。91日目までに「受かる状態」を作る必要はなく、必要なのは視聴を終えることだけです。仕上げは紙の講義資料を使い、受験申込日から1年後までの枠内で行えます。
決済日をいつにするか(91日間の起点の決め方)
申込は通年受け付けられているため、締切に追われて決める必要はありません。一方で、決済完了日がそのまま91日間の起点になり、申込後の変更はできません。決済する前に次の5点を確認してください。
- 決済日から91日後の日付をカレンダーに書き、その間に決算期・繁忙期・長期休暇が何週入るかを数える。入る週数を13から引いた数が、実際に使える週数になる。
- 紙の講義資料(約500ページ)は利用開始日から概ね10日で郵送されるため、最初の概ね10日は録画講義だけで進む前提にする。資料の到着を待って開始すると、使える期間は91日から約81日(11週強)に減る。
- 年末に決済するなら発送の例外を見ておく。公式案内では年末年始(12月26日〜1月4日)受付分は1月5日以降に順次発送とされており、資料の到着が通常より後ろになる。
- 第1単元に税務の基礎が集中している。相続税・贈与税・財産評価が未経験なら、最初の4〜5週に確実に時間が取れる時期を選ぶ。
- 受講資格を満たしているかを決済前に確認する。公式案内は5つのルートを挙げており、金融機関と会計事務所等のルートには「1年以上」「現在も在籍中」の条件が付く(受講資格の5ルート)。
- 会社に費用を申請するなら、決済の承認が下りる日を起点として逆算する。承認待ちの期間は91日間に含まれない。
受講料132,000円と受験料11,000円(いずれも10%消費税込)で合計143,000円です。会員特別価格の対象や費用の内訳は事業承継シニアエキスパートの費用と受講資格で扱っています。ここで押さえるべきは、91日間に視聴が収まらなければこの受講料が二重になりうるという点です。
認定試験の予約をいつ入れるか
認定試験はCBT方式で、出題形式は四答択一式50問、試験時間は120分間、合格基準は100点満点で60点以上です。受験できるのは「受験申込日の3日後から、当初受験申込日の1年後まで」です。公式案内では、受験申込の手続をマイページで行った日が受験申込日になります。
| 状況 | 申込のタイミング | 理由 |
|---|---|---|
| 第11〜12週で全講義の視聴が終わった | そのまま申し込み、3日後以降で仕上がった日に受験 | 講義の記憶が新しいうちに受けられる |
| 第13週に視聴が終わった | 視聴修了を確認してから申し込む | 修了前に申し込んでも受験はできない |
| 91日の期間内に仕上げきれない | 視聴修了後に申し込み、受験日は1年の枠内で後ろに置く | 講義が閉じても紙の講義資料で仕上げられる |
| 不合格だった | 受験日の翌日から起算して5日間を空けて再受験 | 公式案内に「CBT試験は、受験日の翌日から起算して5日間は、2度目の受験はできません」とある |
不合格時の立て直し方は事業承継シニアエキスパートに不合格ならで、残り日数別に整理しています。
M&Aシニアエキスパート側との違い
同じKINZAI Webアカデミーで、利用期間(13週間・91日間)・受験料(11,000円)・認定試験の形式(四答択一式50問・120分間・100点満点で60点以上)・受験可能期間は共通です。紙の講義資料(約500ページ)と郵送時期も同じです。違うのは講義の中身と、13週間のどこに負荷が寄るかです。
| 項目 | 事業承継シニアエキスパート | M&Aシニアエキスパート |
|---|---|---|
| 講義の区分 | 3単元(相続税・贈与税・財産評価/事業承継税制・民法特例・ファミリーガバナンス/ケーススタディ3本) | 3区分(M&A実務1/M&A実務2/M&A評価、会計・税務) |
| 第1単元の負荷 | 税額計算と財産評価。税務の素養で体感が変わる | M&A総論と倫理規程・自主規制ルールの概要。前提知識が少なくても入れる |
| 13週間の重心 | 前半(第1・第2単元の知識)に寄せる | 後半(企業評価の演習と会計・税務)に寄せる |
どちらを先に受けるかは事業承継シニアエキスパートとM&Aシニアエキスパートの違いで、M&Aシニア側のWeb版と会場版の選び方はM&AシニアエキスパートはWeb版と会場版どっち?で扱っています。
中小M&A資格試験との関係
中小企業庁が創設を進めている中小M&A資格試験は、きんざいの認定制度とは別の制度です。実施事業は株式会社銀行研修社への委託が2026年5月1日に公表されています。確定した試験要項は2026年10月6日時点で公表されていません。事業承継シニアエキスパートの認定で新試験が免除・優遇されるという記載は、確認できた公表資料には見当たりません。
扱う領域も完全には重なりません。3単元は相続税・贈与税・財産評価・事業承継税制・自社株対策が中心で、親族内承継に寄っています。新試験は企画競争募集要領で4科目(M&A実務/財務・税務/法務/倫理・行動規範)が示されており、重なるのは主に財務・税務と法務の一部です。13週間の計画を進めながら新試験側の現在地も知りたい場合は、別のものさしで測る必要があります。無料の20問診断は新試験の4科目を前提にしたもので、3単元の弱点をそのまま示すものではありません(当メディア運営者が提供する無料サービスです)。
向いている人・向いていない人
- 向いている人:13週間を通して週あたり数時間を確保でき、その見通しが決済の時点で立っている方
- 向いている人:相続税・贈与税・自社株評価を日常業務で扱っていて、第1単元を短縮できる方
- 向いている人:決済日を自分で選べる立場にあり、繁忙期を避けて91日間を設計できる方
- 向いていない人:13週間のどこに繁忙期が入るか読めない方(決済後の変更ができません)
- 向いていない人:第三者承継(M&A)の実務・企業評価を学びたい方(3単元の主題に含まれていません)
- 向いていない人:受講資格のいずれにも該当しない方(受講資格の確認が決済より先です)
注意点・よくある失敗
- 91日目を「試験日の締切」だと思い込み、13週間に試験対策まで詰め込む。視聴を修了していれば、認定試験は受験申込日から1年後まで受けられます。
- 視聴が未修了のまま利用期間を過ぎる。再度の受講申込(有料)が必要になると案内されています。
- 紙の講義資料の到着を待ってから視聴を始める。利用開始日から概ね10日かかるため、実質の期間が短くなります。
- 第3単元のケーススタディから入る。第1・第2単元の知識を使う形式のため、土台の穴がそのまま響きます。
- 繁忙期の直前に決済する。申込完了後はキャンセルも変更も一切できません。
- 全講義の視聴が修了していない状態で認定試験を申し込もうとする。視聴の修了が受験の前提です。
- 不合格の翌日に再受験を予約しようとする。受験日の翌日から起算して5日間は2度目の受験ができません。
比較軸をそろえると、判断理由を説明しやすくなります
選ぶ前に条件を確認することで、料金や印象だけで結論を急ぐことを避けられます。
制度・料金・提供内容は更新されます
本記事の数値・制度情報は記載の確認日時点のものです。申込前に各公式ページで最新情報をご確認ください。
よくある質問
録画講義が視聴できなくなり、視聴が未修了なら認定試験を受けられません。さらに公式案内には「修了せずに利用可能期間を超過すると、再度受講申込(有料)が必要です」と記載されています。13週間のうちに視聴を終えることが最優先です。視聴を終えていれば、紙の講義資料は手元に残ります。
利用開始日(決済完了日)からです。公式案内では「利用開始日(決済完了日)から13週間(91日間)」と記載されています。申込手続きが完了するとキャンセルや申込内容の変更は一切できないため、決済するタイミングが実質的な計画の起点になります。
公式に学習時間の目安は示されていません。単元ごとの講義本数や講義時間も、確認した案内には記載がありませんでした。そのため本記事では時間ではなく、3単元を約4週ずつ割り当て、残り1週を予備に置く配分で示しています。
全講義の視聴が修了してからです。視聴の修了が受験の前提条件になっています。講義の記憶が新しいうちに受けたい場合は第11〜12週で申し込み、仕上げに時間をかけたい場合は視聴修了後に申し込んで受験日を後ろに置く選び方になります。
制度上はそれぞれ別の申込ですが、どちらも利用期間が決済完了日から13週間(91日間)で、全講義の視聴が受験の前提になります。2つ同時に91日間を走らせると視聴量が二重になるため、決済日をずらす方が現実的です。2種の違いは事業承継シニアエキスパートとM&Aシニアエキスパートの違いで整理しています。
免除や優遇の関係を示す公表資料は確認できていません。3単元は親族内承継と自社株対策が中心で、新試験の4科目(M&A実務/財務・税務/法務/倫理・行動規範)とは重なり方が限定的です。新試験側の現在地は無料の20問診断で測れますが、これは新試験を前提にしたもので、3単元の弱点を示すものではありません(当メディア運営者が提供する無料サービスです)。
一次資料・参考資料
- 公式情報金融財政事情研究会 KINZAI Webアカデミー 事業承継シニアエキスパート(受講料・会員特別価格・受験料・通年申込・利用開始日から13週間91日間・カリキュラム3単元・受講資格の5区分・認定試験の形式と受験可能期間・受験申込日の定義・全講義視聴の修了が受験の前提・申込完了後のキャンセル不可・紙の講義資料約500ページと郵送時期・年末年始の発送・修了せずに利用可能期間を超過した場合の再度受講申込(有料)・再受験の規定)確認日:2026-10-06
- 公式情報金融財政事情研究会 KINZAI Webアカデミー M&Aシニアエキスパート(カリキュラム3区分・紙の講義資料約500ページ・利用期間・認定試験の形式と受験可能期間・全講義視聴の修了が受験の前提)確認日:2026-10-06
- 公式情報金融財政事情研究会 事業承継・M&A(認定制度の4段階とアドバンス編・プロフェッショナル編の位置づけ)確認日:2026-10-06
- 一次資料中小企業庁 中小M&A資格試験実施事業 委託先の採択結果(2026年5月1日公表)確認日:2026-10-06
- 一次資料中小企業庁 中小M&A資格試験実施事業 企画競争募集要領(2026年3月27日。4科目の想定)確認日:2026-10-06
- 一次資料中小企業庁 中小M&Aガイドライン(第3版)確認日:2026-10-06
更新・訂正履歴
- 初回公開
記載の数値・制度情報は2026-10-06時点で一次資料・公式情報を確認したものです。更新・訂正時はこの履歴に日付と理由を記載します。
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事業承継シニアエキスパートは親族内承継と自社株対策が中心です。第三者承継(M&A)側の制度も視野に入れるなら、国が創設を進めている中小M&A資格試験の4科目で現在地を20問で測っておくと、13週間のあとの一歩を決めやすくなります(当メディア運営者が提供するサービスです)。