現在地M&A資格総合
M&A資格比較

事業承継シニアエキスパートに不合格なら。再受験の費用と13週間の使い方

結論を先に示し、根拠・比較・関連する疑問・一次資料の順に確認できます。

Answer first結論

先に結論

事業承継シニアエキスパートの認定試験(CBT方式・四答択一式50問・120分・100点満点で60点以上)に不合格だった場合、受験日の翌日から起算して5日間を空ければ再受験でき、申込は何度でも可能と案内されています。かかる追加費用は受験料11,000円(税込)で、Web講義受講料の払い直しは案内に書かれていません。Web講義は利用開始日から13週間(91日間)で閉じるため、残り日数を先に数え、落とした単元だけを見直して受け直してください。

Key takeaways

この記事の結論

  1. 01

    認定試験はCBT方式で、1問2点の50問・120分・60点以上が合格基準。不合格なら受験日の翌日から起算して5日間は2度目の受験ができず、当日欠席ならこの規定は適用されない。

  2. 02

    再受験の費用は受験料11,000円(税込)のみが案内されている。会員特別価格92,400円はWeb講義受講料に対する区分で、受験料に会員価格の設定はない。

  3. 03

    期限は2本ある。Web講義は利用開始日(決済完了日)から13週間(91日間)、認定試験は受験申込日の3日後から当初受験申込日の1年後まで。講義で見直せるのは前者のうちだけで、過ぎたあとは郵送された紙の講義資料が頼りになる。

  4. 04

    落とした領域はカリキュラム3単元(相続税・贈与税・財産評価/事業承継税制・遺留分に関する民法特例・ファミリーガバナンス・公益財団法人/ケーススタディ)のどれかに振り分けて絞る。

  5. 05

    合格して認定者になれば、上位のM&Aシニアエキスパートの受講資格を「事業承継シニアエキスパート認定者」のルートで満たせる。金融機関ルートの5年要件を待つ必要がなくなる。

01

再受験のルール(最終確認日:2026-10-04)

項目確認できた案内の内容
出題形式・時間CBT四答択一式50問・120分
合格基準100点満点で60点以上。受験者ポータルでは「60%以上(総得点が100点中、60点以上で合格(1問2点))」
受験の前提「すべての講義視聴が修了しないと、認定試験(CBT方式)の受験はできません。」
合否の判明試験終了後、その場で合否に係るスコアレポートが手交される
再受験できる時期「CBT試験は、受験日の翌日から起算して5日間は、2度目の受験はできません。」8月3日に受験した場合、8月9日以降に2回目の受験ができる
当日欠席した場合再受験規定は適用されず、5日を経過しなくても再受験できる
再受験の回数受験者ポータルに「不合格の場合、再受験の申込が何度でも可能です。(別途11,000円(税込)がかかります)」
再受験の費用受験料11,000円(税込)を改めて支払う
受験できる期間受験申込日の3日後から、当初受験申込日の1年後まで
予約の変更・キャンセル受験日の3日前まで。支払済みの試験をキャンセルする場合はキャンセル手数料(受験料10,000円以上のため受験料の10%+消費税)
Web講義の利用期間利用開始日(決済完了日)から13週間(91日間)。修了後も同じ期間は利用できる
紙の講義資料利用開始日から概ね10日で郵送される
Web講義のキャンセル申込手続きが完了すると、キャンセルや申込内容の変更は一切できない
合格後試験日の翌日以降、認定証をマイページからPDFで出力できる

再受験規定の原文は、KINZAI Webアカデミーの案内では「たとえば、8月3日に受験した場合、5日経過後の8月9日以降に2回目の受験ができます(この場合、改めて受験手数料をお支払いいただくことになります)」と例示つきで書かれています。5日間に受験日は含みません。合格基準が1問2点であることから、不合格は「30問に届かなかった」と言い換えられます。あと何問だったかはスコアレポートで分かるため、落とした単元の見直しに必要な問数を先に見積もることができます。

M&Aシニアエキスパートの認定試験にも同じ5日間の規定と同じ受験料がありますが、講義の単元が違うため、見直す領域の整理は別です。M&Aシニア側はM&Aシニアエキスパートの再受験で扱っています。

比較のあとに

比べた条件のまま、いまの理解度を無料で確認できます。

中小M&A資格が自分に合うか確認する

再受験に11,000円を使う前に、国の新しい試験の側から自分の現在地を20問で確認できます(当メディア運営者が提供するサービスです)。

02

再受験の費用:会員特別価格は受講料だけに効く

費目通常価格会員特別価格再受験で再び発生するか
Web講義受講料132,000円(10%消費税込)92,400円(10%消費税込。日本M&Aセンター業務提携金融機関・日本M&Aセンター理事会員)案内に払い直しの記載なし
CBT方式試験受験料11,000円(10%消費税込)設定なし受け直すたびに発生
1回目の合計143,000円103,400円—
2回目で合格した場合の合計154,000円114,400円受験料1回分が加算
3回目で合格した場合の合計165,000円125,400円受験料2回分が加算

会員特別価格の対象かどうかで1回目の費用は39,600円変わりますが、再受験の費用には影響しません。受験料に会員区分の価格は案内されておらず、どの区分でも1回11,000円です。再受験の回数を1回減らすことは、会員・非会員を問わず11,000円の差になります。

もう一つ、受講資格を金融業務2級 事業承継・M&Aコースの合格で作った場合は、その受験料7,700円が前段に加わっています。2級の再受験ルールは事業承継・M&Aエキスパートの再受験、資格ごとの費用の並びはM&A資格の費用比較で扱っています。

03

落とした領域をカリキュラム3単元で切り分ける

事業承継シニアエキスパートのカリキュラムは、公式案内では3単元に分かれています。スコアレポートに単元別の正答状況が載るかどうかは確認した案内に記載がないため、試験当日のうちに手応えのなかった論点を書き出し、次の表に振り分けてください。

落とした論点の例対応する単元見直しの重点
相続税・贈与税の計算、財産評価の方式、直近の税制改正1 中小企業の事業承継 総論、相続税・贈与税の仕組み、財産評価、税制改正計算の手順を声に出して説明できるか。税制改正は改正前後のどちらで問われたかを講義資料で確認する
事業承継税制の適用要件、遺留分に関する民法特例の手続き2 事業承継税制・遺留分に関する民法特例要件と手続きを「誰が・いつまでに・何をする」で並べ直す。要件の一部だけ覚えている状態が失点になりやすい
事業承継対策の手法の選び方、ファミリーガバナンス、公益財団法人の活用2 事業承継対策の手法、ファミリーガバナンスを用いた事業承継支援、公益財団法人の活用手法ごとの効果と制約を対比表にする。設問は手法の名前ではなく、どの場面で使うかを問う形になりやすい
自社株対策の事例、意思決定支援、転廃業の判断3 ケーススタディ(自社株対策の事業承継事例・事業承継の意思決定支援・転廃業)単元1・2の知識を事例に当てはめる練習。単元1・2に穴があるとここで連鎖して落とすため、先に1・2を埋める

見直す順番は、単元3から入らないことが要点です。ケーススタディは単元1・2の知識を組み合わせて処理する形式で、土台に穴があると事例の設問ごと落とします。単元1の相続税・贈与税・財産評価は、税務の素養があるかどうかで体感が大きく変わる領域です。相続税や自社株評価を日常業務で扱っていない方は、落とした論点がここに集中していないかを最初に確認してください。カリキュラムの全体像と受講資格は事業承継シニアエキスパートの費用と受講資格で整理しています。

04

13週間のうちに見直せるか:2つの期限を分けて数える

再受験の計画を狂わせるのは、期限が1本ではないことです。

  • 期限1:Web講義の利用期間。利用開始日(決済完了日)から13週間(91日間)。公式案内には「Web講義は修了後も利用開始日から13週間(91日間)は利用可能です」とあり、修了したあとも期間内なら見直しに使えます。
  • 期限2:認定試験の受験可能期間。受験申込日の3日後から、当初受験申込日の1年後まで。講義が閉じたあとも、この期間内なら受験はできます。
  • 講義で見直せるのは期限1の残りだけ。決済日から今日までの日数を91日から引いた数が、講義を見直せる残り日数です。
  • 残りが5日未満なら、5日間の待機中に講義が閉じます。この場合は講義を見直す日を先に、問題を解き直す日を後ろに置き、閉じたあとは郵送された紙の講義資料で続けます。
  • 残りが2〜3週間あるなら、落とした単元の講義を見直してから受験日を決める余裕があります。予約は受験日の3日前まで変更できるため、見直しの進み具合で動かせます。
  • 期限1が過ぎたあとに再受験する場合、講義の申し込み直しが必要になるかは案内に明記がありません。費用に関わるため、申し込む前に運営者へ確認してください。
  • 1回目の受験を決済日から13週間の終わり際に置いていた人ほど、再受験で講義を使えない状況になりがちです。再受験が見えた時点で、まず決済日を確認してください。
残り日数(利用開始日から91日のうち)再受験までの組み立て
3週間以上落とした単元の講義を見直す → 紙の講義資料で論点を整理 → 5日間の待機明け以降で仕上がった日に予約
1〜3週間落とした単元のうち1つに絞って講義を見直す → 残りは紙の講義資料 → 待機明けから1週間以内に受験
1週間未満講義が閉じる前に落とした単元の該当回だけ再生 → 以後は紙の講義資料とスコアレポート → 受験日は閉じたあとでも受験可能期間内なら設定できる
利用期間終了後紙の講義資料のみで見直す。講義の申し込み直しが必要かは案内に明記がないため運営者へ確認

受験日の選び方は、一斉開催の試験と違って自分で決められます。申込から受験までの段取りそのものはM&A資格は申込から結果まで何日かかるかで種目横断で整理しています。

05

合格したあと:上位のM&Aシニアエキスパートへ進む条件

再受験の目的が「上位段階に進むため」なら、合格後の経路も押さえておく必要があります。M&Aシニアエキスパート(プロフェッショナル編)の受講資格には「事業承継・M&Aエキスパート認定者/事業承継シニアエキスパート認定者」の認定者ルートがあり、事業承継シニアエキスパートの認定を得れば、金融機関ルートの法人営業経験5年以上や会計事務所ルートの5年以上を待たずに受講資格を満たします。

進み方受講資格の根拠追加でかかる費用(通常価格)
事業承継シニアエキスパート認定者としてM&Aシニアへ認定者ルートWeb講義受講料132,000円+受験料11,000円
金融機関ルートでM&Aシニアへ法人営業経験5年以上・現在も在籍中同上(事業承継シニアの認定は不要)
事業承継・M&Aエキスパート認定者(2級合格)としてM&Aシニアへ認定者ルート同上(事業承継シニアを経由しなくてよい)

扱う領域も違います。事業承継シニアエキスパートの3単元は相続税・贈与税・事業承継税制・自社株対策で、M&Aシニアエキスパートは第三者承継の実務・企業評価・会計税務です。再受験で見直した単元がそのまま上位の試験に効くわけではありません。両者のどちらを先に受けるかは事業承継シニアエキスパートとM&Aシニアエキスパートの違いで整理しています。

中小企業庁が運営主体として創設を予定している中小M&A資格試験とは別制度です。試験の実施事業は株式会社銀行研修社への委託が2026年5月1日に公表されましたが、試験日・受験料は2026年10月4日時点で未公表で、既存の認定に免除や優遇を与える記載は確認できた公表資料にはありません。新試験の想定科目のうち財務・税務と法務は事業承継シニアエキスパートの単元と名前が重なりますが、同じ出題範囲だとは言えません。新試験の側から自分の現在地を測るには無料の20問診断が使えます(当メディア運営者が提供する無料サービスです)。

06

注意点・よくある失敗

  • 不合格の翌日に再受験の予約を入れる。受験日の翌日から起算して5日間は2度目の受験ができず、予約も受験日の3日前までです。
  • 残り日数を数えずに「13週間あるから見直せる」と考える。起点は決済完了日で、1回目の受験までに大半を使っている場合があります。
  • 会員特別価格の対象だから再受験も安くなると考える。会員価格はWeb講義受講料に対する区分で、受験料11,000円に会員価格はありません。
  • 単元3のケーススタディから見直す。単元1・2の知識を組み合わせる形式のため、先に1・2の穴を埋めないと同じ場所で落とします。
  • 講義の利用期間が過ぎたあとに申し込み直しが必要かを確認せず、受験料だけを見込んで再受験の予算を組む。案内に明記がない項目は運営者に確認してください。
  • 支払済みの認定試験をキャンセルして受け直す予定を組む。受験料が10,000円以上のため、キャンセル手数料は受験料の10%+消費税です。
  • 出所の書かれていない合格率を難易度の根拠にする。確認した公式案内に合格率の記載はありません。
この記事の読み方

比較軸をそろえると、判断理由を説明しやすくなります

選ぶ前に条件を確認することで、料金や印象だけで結論を急ぐことを避けられます。

注意点

制度・料金・提供内容は更新されます

本記事の数値・制度情報は記載の確認日時点のものです。申込前に各公式ページで最新情報をご確認ください。

Long-tail questions

よくある質問

受験者ポータルには「不合格の場合、再受験の申込が何度でも可能です。(別途11,000円(税込)がかかります)」と記載されています。回数の上限は書かれていません。ただし受験日の翌日から起算して5日間は2度目の受験ができず、受験できるのは当初受験申込日の1年後までです。

Sources

一次資料・参考資料

Updates

更新・訂正履歴

  1. 初回公開

    記載の数値・制度情報は2026-10-04時点で一次資料・公式情報を確認したものです。更新・訂正時はこの履歴に日付と理由を記載します。

開示

比較と利害関係について

本メディアは「中小M&A資格ナビ」運営者が運営しています。本文中の無料20問診断・無料60問模試へのリンクは、当メディア運営者が提供するサービスです。

開示方針を確認する
次の一歩

読んだ内容を、無料の確認へつなげる

再受験に11,000円を使う前に、国の新しい試験の側から自分の現在地を20問で確認できます(当メディア運営者が提供するサービスです)。