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事業承継・M&Aエキスパートに不合格。5日後の再受験ルールと費用

結論を先に示し、根拠・比較・関連する疑問・一次資料の順に確認できます。

Answer first結論

先に結論

金融業務2級 事業承継・M&Aコース(事業承継・M&Aエキスパート)も3級(事業承継・M&Aベーシック)も、不合格なら受験日の翌日から起算して5日間を空ければ受け直せます。回数の上限は確認した受験者ポータルに記載がなく、2回目も受験料(2級7,700円・3級5,500円)をそのつど払います。再受験は「受けられる日」ではなく、落とした分野を問題集で埋め終えた日に予約してください。

Key takeaways

この記事の結論

  1. 01

    2級・3級とも、受験日の翌日から起算して5日間は2度目の受験ができない。8月3日に受けたなら、2回目は8月9日以降。当日欠席なら5日を待たずに受け直せるが、受験料は改めてかかる。

  2. 02

    2回目の費用は受験料と同額(2級7,700円・3級5,500円、いずれも税込)。事務手数料297円はコンビニ決済・Pay-easy決済のときに加わると案内され、それ以外の決済方法については事務手数料の記載がない。

  3. 03

    予約は受験日の3日前まで。したがって不合格の翌日に動けば、最短で6日後の受験日を押さえられる。変更・キャンセルは受験日の3日前までで、2日前からは返金もない。

  4. 04

    同じ事業承継分野でも、銀行業務検定協会の事業承継アドバイザー3級は「何回でも受験予約可能」で待機日数の記載がない。種目で再受験の条件が違う。

  5. 05

    法令基準日は2026年7月1日現在施行の法令等。再受験が年をまたぐ場合は、使っている問題集の年度版と受験者ポータルの基準日をもう一度そろえる。

01

再受験のルールを3種目で比べる(最終確認日:2026-10-04)

項目金融業務2級 事業承継・M&Aコース金融業務3級 事業承継・M&Aコース事業承継アドバイザー3級(比較用)
主催金融財政事情研究会金融財政事情研究会銀行業務検定協会
2回目を受けられる時期受験日の翌日から起算して5日間は不可受験日の翌日から起算して5日間は不可「何回でも受験予約可能」。待機日数の記載なし
当日欠席した場合再受験規定は適用されず、5日を経過しなくても再受験できる同左記載なし
回数の上限記載なし記載なし「何回でも受験予約可能」
2回目の受験料(税込)7,700円5,500円5,500円
事務手数料コンビニ決済・Pay-easy決済のとき297円(税込)同左1申込につき330円(税込)が別途
予約できる期間受験日の属する月を含んで4カ月前の月初から受験日の3日前まで同左申込日より3日目以降
変更・キャンセル受験日の3日前まで。2日前からは一切できず返金もない同左受験日の3日前まで
合否の判明試験終了後、その場でスコアレポートが手交される同左試験終了後、全受験者にスコアレポート・出題項目一覧が配布
合格基準100点満点で70点以上100点満点で60点以上100点満点中60点以上

「5日間」は受験日を含みません。8月3日に受けたなら、4日から8日までの5日間が空き、9日以降に受けられます。金融財政事情研究会の検定案内でも「受験日の翌日から起算して6日後以降に、2度目の受験をすることができます(欠席した場合を除く)」と同じ内容が示されています。予約が受験日の3日前までという条件と合わせると、不合格の翌日に予約を入れた場合、最短の受験日は不合格から6日後です。

この5日間は2級と3級の「同じ種目」に対して数えます。2級に落ちて3級を受ける、またはその逆は別種目の受験になるため、同じ規定の対象ではありません。ただし、級を変えても7,700円または5,500円が新たにかかる点は同じです。

Web講義の受講が前提のシニアエキスパート2講座にも同じ5日間の規定がありますが、受験料は11,000円と別です。講座セット型の再受験はM&Aシニアエキスパートの再受験で扱っています。

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02

2回目にかかる費用の実額

費目2級(事業承継・M&Aエキスパート)3級(事業承継・M&Aベーシック)発生する条件
2回目の受験料7,700円5,500円再受験のたびに必ず
事務手数料297円297円コンビニ決済・Pay-easy決済のときだけ
1回目と2回目の受験料合計15,400円11,000円2回で合格した場合
対応問題集(買い直す場合)2,200円(KINZAIストア会員限定の特別価格1,980円)2,200円(割引価格1,980円)年度版が変わったとき
予約を取り消す場合のキャンセル料1,100円1,100円受験日の3日前までに受験者支払の予約をキャンセルしたとき

受験者ポータルの原文では、事務手数料は「コンビニエンスストア決済およびPay-easy決済の場合は、受験手数料に加えて、事務手数料297円(税込)をご負担いただきます」と、決済方法を限定して書かれています。キャンセル料は「受験料が10,000円未満の場合は1,100円(税込)」の区分にあたります。2級・3級の受験料はどちらも10,000円未満のため、1,100円の方が適用されます。

2級を2回受けた合計15,400円は、上位の事業承継シニアエキスパートの受験料11,000円を上回ります。上位講座の受講資格の第1項に挙がるのは2級合格で得られる事業承継・M&Aエキスパートの認定であり、再受験の回数を減らす準備が、そのまま上位段階までの総額を抑えることになります。資格ごとの費用の並びはM&A資格の費用比較にまとめています。

03

5日間の使い方:落とした分野を先に特定する

5日間は短いようで、分野を絞れば問題集を1周できる長さです。順番は次のとおりです。

  1. 試験当日のうちに、手応えのなかった問題の論点を書き出す。スコアレポートに分野別の正答状況が載るかどうかは、確認した受験者ポータルと検定案内に記載がありません。載っていればそれを起点に、載っていなければ当日のメモが唯一の手がかりになります。
  2. 書き出した論点を、受験した級の出題分野に振り分ける。2級なら5分野、3級なら4分野です。
  3. 分野ごとに「知らなかった」のか「知っていたのに時間が足りなかった」のかを分ける。前者は問題集の該当章、後者は解く順番と電卓操作の問題です。
  4. 落とした分野を1〜2つに絞り、問題集の該当章を2周する。手をつけていない分野まで広げないことが、5日間で終える条件です。
  5. 2級の総合問題は、択一の分野別知識が一巡したあとに回す。複数の論点をまたぐ形式のため、分野の穴を埋める前に解いても得点に結びつきにくいからです。
  6. 予約は、ここまでの見直しが終わる日から逆算して入れる。受験日の3日前までなら予約も変更もできるため、見直しの進み具合で動かせます。
受験した級出題分野見直す順番の目安
2級(5分野)1. 事業承継関連税制等 2. 事業承継関連法制等 3. M&A基礎知識・関連会計 4. M&A関連法制等 5. 総合問題落とした択一分野(1〜4のうち1〜2つ)→ 総合問題。税制と法制は事業承継側とM&A側で別分野のため、どちら側で落としたかまで切り分ける
3級(4分野)1. 事業承継の事前準備等 2. 親族内・従業員承継の実務 3. 社外承継(M&A)の実務 4. コンサルティングの実務落とした分野→残り。4分野のうちM&Aは1分野で、親族内・従業員承継と事前準備が残り3分野を占めるため、名称の「M&A」に引きずられて対策範囲を狭めていなかったかを先に確認する

分野別の配点はどちらの級も公表されていません。したがって「この分野を捨てて他で稼ぐ」という設計の可否は数値で判断できず、落とした分野を埋める以外に合格ラインへ近づく確実な方法はありません。2級の合格基準は70点、3級は60点で、2級の方が1問の重みが増します。

計算問題で時間を失った場合は、画面上の電卓の操作に慣れていないことが原因になりがちです。計算機を含む私物は自席に持ち込めず、3級の受験者ポータルには「試験画面上に表示される電卓を利用することができます」と記載があります。2回目までに、紙で解く手順を画面電卓の操作に置き換えておいてください。

04

問題集の年度版と法令基準日をそろえる

再受験で見落としやすいのが、教材と試験の基準日のずれです。

  • 法令基準日は、受験者ポータルに「問題文に特に指示のない限り、2026年7月1日現在施行の法令等に基づくものとします」と記載されています(2級・3級とも)。金融財政事情研究会の種目別ガイドでは「7月1日現在施行の法令等」という年を入れない書き方です。
  • 対応問題集は年度版で、2級は「2026年度版 金融業務2級 事業承継・M&Aコース試験問題集」、3級は「2026年度版 金融業務3級 事業承継・M&Aコース試験問題集」が案内されています(いずれも定価2,200円)。
  • 1回目と同じ年度版の問題集で再受験する場合、基準日が同じなら買い直す必要はありません。間違えた問題に印をつけ、同じ本を2周する方が5日間には合います。
  • 再受験が年をまたぐ場合は、受験者ポータルの法令基準日の表記と、問題集の年度版が切り替わっていないかを確認してください。基準日が変わったあとに前年版で解き続けると、事業承継税制や相続関連の改正部分がずれます。年度版の切り替え時期は、確認した公式ページには明記がありません。
  • 「同じ年度版の問題集なら、2回目も同じ問題が出る」とは限りません。問題集は出題範囲に対応した演習教材であって、本試験の問題が公開されているものではありません。
  • 中小企業庁の中小M&Aガイドライン(第3版)は、M&A側の分野の背景として落とした論点の該当箇所だけを引く使い方になります。5日間で通読する分量ではありません。

教材の選び方はM&A資格のテキストの選び方、独学の設計はM&A資格は独学で取れるかで扱っています。

05

受け直すか、級を変えるか、別の種目に移るか

不合格のあとの状況現実的な選択理由
2級で、落とした分野が1〜2つに絞れている5日後以降に2級を再受験7,700円で合格すれば事業承継・M&Aエキスパートの認定が得られ、上位2講座の受講資格の第1項を満たす
2級で、5分野のどれも手応えがなかった3級の4分野を先に一巡してから2級へ戻る3級は択一50問・60点以上で、場面ごとの基礎を5,500円で確認できる。ただし3級の合格は上位講座の受講資格にならない
3級で、親族内・従業員承継の分野を落とした5日後以降に3級を再受験出題4分野のうち3分野は事業承継側。名称の「M&A」に引きずられた対策範囲を広げ直す
3級で、相続・自社株の実務経験があり既知の分野で落とした2級に切り替える選択もある2級は税制・法制が独立分野で、実務で扱う論点と重なる。ただし合格基準は70点に上がる
社内で指定された期限が迫っている再受験の最短日を確認してから、予約を先に入れる不合格の翌日に予約すれば最短6日後に受けられる。変更は受験日の3日前まで可能
待機日数なしで受け直したい事業承継アドバイザー3級(銀行業務検定協会)という選択肢もある「何回でも受験予約可能」で待機日数の記載がない。ただし主催・出題範囲・合格後の扱いが別の試験

級を変える判断で押さえておくべきなのは、3級の合格は上位講座の受講資格にならないという点です。金融業務3級の公式ガイドには、合格(事業承継・M&Aベーシックの認定)がM&Aシニアエキスパート養成スクール・事業承継シニアエキスパート養成スクールの受講資格とはならない旨が明記されています。上位段階に進む予定があるなら、3級に逃げても目的には近づきません。両級の仕様差は金融業務2級 事業承継・M&Aコースの記事と金融業務3級 事業承継・M&Aコースの記事、事業承継アドバイザー3級との違いは事業承継アドバイザー3級の記事で整理しています。

中小企業庁が運営主体として創設を予定している中小M&A資格試験は別制度で、試験日・受験料は2026年10月4日時点で未公表です(実施事業は株式会社銀行研修社へ委託、2026年5月1日公表)。既存の検定に免除や優遇を与える記載は、確認できた公表資料には見当たりません。新試験の想定科目(M&A実務・財務・税務・法務・倫理・行動規範)に対する今の現在地は、無料の20問診断で測れます(当メディア運営者が提供する無料サービスです)。

06

注意点・よくある失敗

  • 不合格の当日や翌日を受験日にして予約しようとする。受験日の翌日から起算して5日間は同じ種目を受けられず、予約自体も受験日の3日前までです。
  • 「5日間」に受験日を含めて数え、1日早い日を受験日に設定する。8月3日受験なら8月9日以降です。
  • 事務手数料を見込まずにコンビニ決済・Pay-easy決済を選び、支払額が受験料と合わないと感じる。297円は決済方法で発生の有無が変わります。
  • 見直しが終わらないまま予約日を迎え、キャンセルできない受験日の2日前に入ってしまう。変更・キャンセルは3日前までで、以降は返金もありません。
  • 落とした分野を特定せずに問題集を最初から解き直す。5日間では1周できず、落とした分野に届く前に受験日が来ます。
  • 3級に合格すれば上位講座に進めると考えて級を下げる。受講資格になるのは2級合格で得られる事業承継・M&Aエキスパートの認定です。
  • 前年の年度版の問題集を使い続ける。法令基準日は2026年7月1日現在施行の法令等で、改正部分がずれます。
この記事の読み方

比較軸をそろえると、判断理由を説明しやすくなります

選ぶ前に条件を確認することで、料金や印象だけで結論を急ぐことを避けられます。

注意点

制度・料金・提供内容は更新されます

本記事の数値・制度情報は記載の確認日時点のものです。申込前に各公式ページで最新情報をご確認ください。

Long-tail questions

よくある質問

回数の上限は、確認した受験者ポータルと種目別ガイドに記載がありません。書かれているのは、受験日の翌日から起算して5日間は2度目の受験ができないこと、受け直すたびに受験手数料を改めて支払うことの2点です。

Sources

一次資料・参考資料

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  1. 初回公開

    記載の数値・制度情報は2026-10-04時点で一次資料・公式情報を確認したものです。更新・訂正時はこの履歴に日付と理由を記載します。

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