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事業承継シニアエキスパートの過去問はある?公式教材で組む対策

先に結論

事業承継シニアエキスパートの認定試験について、金融財政事情研究会のWeb講義ページと受験者ポータルには、過去問・専用問題集・例題の公開や販売の記載がありません(2026-10-10確認)。対策の材料は、約500ページの紙の講義資料、録画講義、択一の練習用としての金融業務2級の問題集2冊です。まず講義3区分のどこが手薄かを洗い出し、使う章を絞ってから教材を買ってください。

この記事の結論

  1. 01

    事業承継シニアエキスパートの過去問・専用問題集・例題は、KINZAI Webアカデミーのページ、CBT-Solutionsの受験者ポータル、対応問題集一覧のいずれにも掲載されていない(2026-10-10確認)。

  2. 02

    認定試験はCBT四答択一式50問・120分・60点以上で、受験者ポータルには「1問2点」とある。到達点は50問中30問正解。

  3. 03

    受験者ポータルの出題内容は「相続税・贈与税の仕組み、財産評価、事業承継対策の手法、税制」。択一の練習には2級 事業承継・M&Aコースの税制・法制の2分野と、2級 資産承継コースの相続・贈与・評価の分野が向く。

  4. 04

    主教材は紙の講義資料。試験問題は原則として毎年7月1日に当年4月1日時点の内容へ入れ替わるため、日付のある制度(特例承継計画の提出期限 令和9年9月30日など)は基準時点を添えて覚える。

  5. 05

    問題集を2冊とも買う必要はない。講義3区分のうち手薄な区分に合う1冊を選ぶ。

01

事業承継シニアエキスパートの過去問は公開されている?(最終確認日:2026-10-10)

事業承継シニアエキスパートの過去問は、金融財政事情研究会とCBT-Solutionsの公式ページでは公開も販売もされていません(2026-10-10確認)。

事業承継シニアエキスパートの「過去問・例題」まわりの公式掲載状況(2026-10-10確認)
探しているもの公式ページでの扱い出典
過去問掲載なし金融財政事情研究会 Web講義ページ、CBT-Solutions 受験者ポータル
専用の問題集問題集一覧に事業承継シニアエキスパートの書籍の記載なし金融財政事情研究会 対応問題集一覧
例題・サンプル問題掲載なしCBT-Solutions 受験者ポータル
講義資料の見本(レジュメサンプル)事業承継シニアエキスパートのWeb講義ページにはリンクなし金融財政事情研究会 Web講義ページ
CBTの操作体験「PC操作に不安のある方は、必ず事前にCBT体験を行ってください。」と案内ありCBT-Solutions 受験者ポータル
試験問題の入替え「試験問題は原則として毎年7月1日に、当年4月1日時点の内容に入れ替わります。」金融財政事情研究会 Web講義ページ

出所の書かれていない「過去問」は、作成者と内容の時点を確かめられません。試験問題が毎年7月1日に入れ替わる前提で、主教材は公式の講義資料に置きます。

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事業承継シニアエキスパートの試験問題ではありませんが、国の新しい試験が想定する4科目(M&A実務/財務・税務/法務/倫理・行動規範)のうち財務・税務と法務のどちらで点を落とすかが分かれば、2級の問題集をどちらの1冊にするか、講義資料のどの区分から自作問題を多く作るかを決める材料になります(無料会員登録で利用。当メディア運営者が提供するサービスです)。

02

過去問の代わりに何を使う?教材と費用の積み上げ

事業承継シニアエキスパートの対策に使える公式教材は、受講料132,000円(通常価格・税込)に含まれる講義資料と録画講義、そして別売の金融業務2級の問題集(1冊定価2,200円・税込)です(金融財政事情研究会 KINZAI Webアカデミー 事業承継シニアエキスパート、同 対応問題集・参考書、2026-10-10確認)。費用を積み上げると次のとおりです。

事業承継シニアエキスパート対策の費用の積み上げ(円・税込・2026-10-10確認)
費目金額(税込)出典
Web講義受講料(通常価格)。紙の講義資料(約500ページ)と録画講義を含む132,000円金融財政事情研究会 Web講義ページ
CBT方式試験受験料11,000円金融財政事情研究会 Web講義ページ
2026年度版 金融業務2級 事業承継・M&Aコース試験問題集定価2,200円(KINZAIストア会員限定の割引価格1,980円)金融財政事情研究会 対応問題集一覧
2026年度版 金融業務2級 資産承継コース試験問題集定価2,200円(KINZAIストア会員限定の割引価格1,980円)金融財政事情研究会 対応問題集一覧
講義+受験のみ143,000円本記事の計算(132,000円+11,000円)
講義+受験+問題集1冊(定価)145,200円本記事の計算(143,000円+2,200円)
講義+受験+問題集2冊(定価)147,400円本記事の計算(143,000円+4,400円)

2級の問題集は2級の試験向けで、シニアエキスパートの出題を想定したものではありません。2冊を通しで解く必要はなく、使う分野を次の対応表で選びます。

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講義3区分と出題内容・2級問題集はどう対応する?

事業承継シニアエキスパートの講義は3区分で、公式カリキュラムの区分1が相続税・贈与税・財産評価、区分2が事業承継税制・民法特例・対策手法、区分3がケーススタディ3本です(金融財政事情研究会 KINZAI Webアカデミー 事業承継シニアエキスパート、2026-10-10確認)。2級問題集2冊の分野と並べると、問題集で練習できる範囲と講義資料でしか補えない範囲が分かれます。

講義3区分と2級問題集の分野の対応(本記事の整理・2026-10-10確認)
講義の区分(公式カリキュラム)受験者ポータルの出題内容の語2級 事業承継・M&Aコース問題集の分野2級 資産承継コース問題集の分野問題集では補えない部分
区分1:中小企業の事業承継 総論、相続税・贈与税の仕組み、財産評価、税制改正相続税・贈与税の仕組み、財産評価、税制事業承継関連税制等相続と税金、贈与と税金、相続財産の評価総論と税制改正。講義資料で確認する
区分2:事業承継税制・遺留分に関する民法特例、事業承継対策の手法、ファミリーガバナンスを用いた事業承継支援、公益財団法人の活用事業承継対策の手法、税制事業承継関連税制等、事業承継関連法制等相続と法律ファミリーガバナンス、公益財団法人の活用
区分3:ケーススタディ①自社株対策の事業承継事例、②事業承継の意思決定支援、③転廃業対応する語なし対応する分野名なし対応する分野名なし3事例すべて。区分1・2の問題を事例に置き換えて自作する
(シニアエキスパートの区分に該当なし)—M&A基礎知識・関連会計、M&A関連法制等相続開始後の手続シニアエキスパート対策としては後回しでよい

表から選び方が決まります。区分1の税額計算・財産評価が不安なら資産承継コースの問題集、区分2の事業承継税制・民法特例が不安なら事業承継・M&Aコースの問題集が合います。2級 事業承継・M&Aコースにすでに合格して受講資格を得た方は、手元の問題集の税制・法制の2分野を解き直せば足ります。税務と法務のどちらが手薄か自分で決めきれない場合は、無料の60問模試を解き、財務・税務と法務のどちらで迷った問題が多いかを自分で数えておくと、どちらの1冊にするかの材料になります。国の新しい試験向けの問題で、シニアエキスパートの試験問題ではありません(無料会員登録で利用。当メディア運営者が提供する無料サービスです)。

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紙の講義資料(約500ページ)はどう使う?

事業承継シニアエキスパートの紙の講義資料は約500ページで、利用開始日から概ね10日で郵送されると金融財政事情研究会は案内しています(KINZAI Webアカデミー 事業承継シニアエキスパート、2026-10-10確認)。過去問がない以上、この資料が問題の出どころになります。録画講義は利用開始日から13週間(91日間)で見られなくなりますが、紙の資料は手元に残ります。

  • 届いたら区分1・2・3の境目に付箋を貼り、区分ごとの分量を把握する
  • 視聴しながら、表と図の見出しごとに「四択1問」を余白に書く。1ページ1問にすると500問近くになり作りすぎる
  • 区分1の計算は、私物の計算機に頼らない手順で解けるかを確かめる(受験者ポータルの持ち物は本人確認書類のみ)
  • 区分2の制度は「誰が・いつまでに・どこへ・何を」の4列で書き出す。要件の一部だけ覚えた状態が失点になりやすい
  • 区分3のケーススタディは、区分1・2の自作問題の設定を事例の登場人物に置き換えて解き直す
  • 修了後は、自作問題と2級問題集の該当分野で50問を組み、120分(1問あたり2.4分)で通し演習を1回以上行う

視聴の週割りはWeb講義13週間の進め方で扱っています。受験可能期間は受験申込日の3日後から当初受験申込日の1年後までと案内されているため(金融財政事情研究会 KINZAI Webアカデミー 事業承継シニアエキスパート、2026-10-10確認)、演習期間は視聴の修了後に置けます。

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期限のある制度はどう覚える?(最終確認日:2026-10-10)

事業承継シニアエキスパートの区分2「事業承継税制」に関わる法人版事業承継税制(特例措置)は、中小企業庁のページで特例承継計画の提出期限を「令和9年9月30日まで」と示している期限付きの制度です(中小企業庁 法人版事業承継税制(特例措置)、2026-10-10確認)。日付で区切られた制度は、教材の版と試験問題の基準時点がずれると答えが変わります。

事業承継シニアエキスパート対策で日付を押さえる項目(2026-10-10確認)
項目公式の記載出典
特例承継計画の提出「平成30年4月1日から令和9年9月30日までに『特例承継計画』を都道府県に提出してください。」中小企業庁 法人版事業承継税制(特例措置)
特例措置の対象となる贈与・相続「平成30年1月1日から令和9年12月31日までに、贈与・相続により会社の株式を取得した経営者が対象になります。」中小企業庁 法人版事業承継税制(特例措置)
認定試験の問題の時点「試験問題は原則として毎年7月1日に、当年4月1日時点の内容に入れ替わります。」金融財政事情研究会 Web講義ページ

使い方は2つです。第一に、自作問題の余白に「2026年4月1日時点」のように基準時点を書きます。公式の案内どおりなら、2026年7月1日から2027年6月30日までの試験問題は2026年4月1日時点の内容です(本記事が公式の記載から読み取った期間で、「原則として」の留保があります)。第二に、受験日が2027年7月1日以降になるなら、基準時点が変わる前提で区分2の日付を確認し直します。

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問題集を買う前のチェックと、向く人・向かない人

事業承継シニアエキスパートの認定試験は、四答択一式50問を120分で解き、1問2点で60点以上が合格です(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-10確認)。次の6項目のうち、いくつ当てはまるかを数えてください。

  • 金融業務2級(事業承継・M&Aコースまたは資産承継コース)を受験したことがない
  • 相続税・贈与税の計算や財産評価を、日常業務で扱っていない
  • 事業承継税制や遺留分に関する民法特例の要件を、人に説明したことがない
  • 四答択一式の試験を、時間を計って解いた経験がしばらくない
  • 講義を見るだけでは、覚えた内容を問題で使えるか不安がある
  • 修了から受験まで、3週間以上の演習期間を取れる

3つ以上当てはまれば、講義と並行して2級の問題集を1冊用意する価値があります。2つ以下なら、講義資料からの自作問題だけで組める可能性が高い状態です(この目安は本記事の自己診断で、合否を予測するものではありません)。

立場別の教材の組み立て(本記事の整理)
こんな人は選ぶとよい組み立て
2級 事業承継・M&Aコースの合格で受講資格を得た買い直しは不要。手元の問題集の税制・法制の2分野だけ解き直す
税理士・公認会計士で相続税を日常的に扱う問題集は不要なことが多い。区分2の制度要件と区分3の事例に時間を回す
金融機関の法人営業で、税務は部分的資産承継コースの問題集で区分1の計算を固め、区分2は講義資料で自作
第三者承継(M&A)の実務を学びたいこのシニアエキスパートの主題ではない。M&Aシニアエキスパート側を検討する
本命は国の新しい中小M&A資格試験先に新試験の4科目で現在地を測り、承継税務に13万円をかけるかを決める

買う前に択一のどの領域で点を落とすかを知っておくと、2,200円の問題集が要るか、どちらの1冊かを判断できます。本番想定の60問模試は国の新しい試験(M&A実務/財務・税務/法務/倫理・行動規範の4科目)に向けた問題で、事業承継シニアエキスパートの試験問題ではありませんが、財務・税務と法務のどちらが弱いかの見当をつける用途に使えます(無料会員登録で利用。当メディア運営者が提供する無料サービスです)。

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注意点・よくある失敗

  • 出所の書かれていない「過去問」を主教材にする。試験問題は原則として毎年7月1日に入れ替わると案内されています。
  • M&Aシニアエキスパート側のレジュメサンプルを見て、事業承継側の講義資料も同じ構成だと思い込む。区分も中身も違います。
  • 2級 事業承継・M&Aコースの問題集を通しで解き、M&A基礎知識・関連会計とM&A関連法制等に時間を使いすぎる。
  • 特例承継計画の提出期限や贈与・相続の対象期間を、基準時点を書かずに覚える。
  • 区分3のケーススタディから自作問題を作り始める。区分1・2の知識を事例に当てはめる形式なので、土台が先です。
  • 修了直後に受験日を入れ、通し演習の時間を取らない。受験可能期間は受験申込日の3日後から1年後までです。

よくある質問

事業承継シニアエキスパートの過去問は、金融財政事情研究会のWeb講義ページとCBT-Solutionsの受験者ポータルに公開・販売の記載がありません(2026-10-10確認)。第三者が「過去問」として配っているものは、作成者と内容の時点を確かめてから使ってください。

金融財政事情研究会の対応問題集一覧に、事業承継シニアエキスパートの書籍は載っていません(2026-10-10確認)。択一の練習に使えるのは、2026年度版 金融業務2級 事業承継・M&Aコース試験問題集と同 資産承継コース試験問題集で、どちらも定価2,200円(税込)です。

事業承継シニアエキスパートの例題・サンプル問題は、確認した公式ページに掲載がありません(2026-10-10確認)。受験者ポータルが案内しているCBT体験は画面操作の体験で、問題の中身を確かめるものとしては案内されていません。講義資料から四択を自作し、50問・120分で解く練習が例題の代わりになります。

事業承継シニアエキスパートの認定試験は、100点満点で60点以上が合格です(CBT-Solutions 受験者ポータル、2026-10-10確認)。同ページに「1問2点」とあるため、50問中30問の正解が合格ラインになります。不合格だった場合の受け直し方は事業承継シニアエキスパートに不合格ならで扱っています。

事業承継シニアエキスパートの勉強は、講義3区分のうちどこが手薄かを先に知ることから始めると、教材選びが決まります。相続税・贈与税・財産評価が弱ければ区分1、事業承継税制・民法特例が弱ければ区分2を厚くし、2級の問題集もそれに合わせて1冊選びます。

一次資料・参考資料

更新・訂正履歴

  1. 初回公開

    公開時に、記載の数値・制度情報を一次資料・公式情報で確認しました。

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事業承継シニアエキスパートの試験問題ではありませんが、国の新しい試験が想定する4科目(M&A実務/財務・税務/法務/倫理・行動規範)のうち財務・税務と法務のどちらで点を落とすかが分かれば、2級の問題集をどちらの1冊にするか、講義資料のどの区分から自作問題を多く作るかを決める材料になります(無料会員登録で利用。当メディア運営者が提供するサービスです)。

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