先に結論
事業承継アドバイザー3級は、銀行業務検定協会が主催し全国のテストセンターで受けるCBT試験です。2026年度分の試験日程は2026年4月27日から2027年3月31日まで。受験料5,500円(10%消費税込)に事務手数料330円(10%消費税込)が別途かかり、試験時間120分、四答択一式50問(うち技能・応用が5事例10問)、100点満点中60点以上で合格します。受験資格の制限はなく、合格率は公表されていません。
この記事の結論
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主催は銀行業務検定協会、運営はCBT-Solutions。2026年度分の試験日程は2026年4月27日から2027年3月31日まで、受験申込期間は2026年4月24日10:00から2027年3月28日23:59と公表されています。
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費用は受験料5,500円(10%消費税込)に事務手数料330円(10%消費税込)が別途。受験資格はなく、予約は何回でも可能です。
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出題は「基本知識40問」と「技能・応用 5事例10問」の2部構成。択一だけの検定とは、対策で確保すべき時間配分が変わります。
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金融財政事情研究会の金融業務3級 事業承継・M&Aコースと受験料は同額ですが、試験時間・出題構成・合格後に付く認定の扱いが異なります。上位のシニアエキスパート講座の受講資格になるのは金融業務2級の合格で得られる認定で、事業承継アドバイザー3級が受講資格に挙げられている記載は、確認した公式ページには見当たりません。
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合格率は確認した公式ページに記載がないため、難易度は合格基準・出題構成・出題範囲の3点から読むことになります。
事業承継アドバイザー3級の試験仕様(最終確認日:2026-09-22)
| 項目 | 公表されている内容 |
|---|---|
| 主催・申込 | 主催は銀行業務検定協会。申込と受験日の予約はCBT-Solutionsの受験者ポータルから行う |
| 試験方式 | CBT。全国のテストセンターにて実施 |
| 試験日程 | 2026年4月27日(月)〜2027年3月31日(水) |
| 受験申込期間 | 2026年4月24日(金)10:00〜2027年3月28日(日)23:59 |
| 受験資格 | 「どなたでも受験可能」 |
| 受験料 | 5,500円(10%消費税込)。事務手数料330円(10%消費税込)が別途発生 |
| 試験時間 | 120分 |
| 出題形式 | 「CBT四答択一式〈一部事例付〉」 |
| 出題数 | 50問(基本知識40問/技能・応用 5事例10問) |
| 合格基準 | 100点満点中60点以上 |
| 出題範囲 | 事業承継の基本知識/事業承継と金融実務/その他関連知識等 |
| 予約の可否 | 申込日より3日目以降の予約が可能。「何回でも受験予約可能」 |
| 変更・キャンセル | 受験日の3日前まで可能。受験日の2日前からは一切できず、入金後のキャンセルには手数料が発生 |
| 持ち物・持込み | 本人確認書類を持参。電卓は持込不可で、計算問題では試験画面上に表示される電卓を利用 |
| 結果 | 即時判定。全受験者にスコアレポートと出題項目一覧が配布され、合格証書は翌日以降にマイページからダウンロード |
出題範囲が3つの大きな柱でしか示されていない点は、対策を立てるうえで押さえておく必要があります。分野別の配点は公表されていないため、「この分野だけで60点を取る」という設計ができるかどうかは、公表情報からは判断できません。
比べた条件のまま、いまの理解度を無料で確認できます。
事業承継アドバイザー3級の3つの柱とは切り方が異なりますが、検討中の中小M&A資格試験の側から見た現在地を20問で確認できます(当メディア運営者が提供する無料サービスです)。
同じ「事業承継」を扱う3つのCBT検定の違い(最終確認日:2026-09-22)
| 比較項目 | 事業承継アドバイザー3級 | 金融業務3級 事業承継・M&Aコース | 金融業務2級 事業承継・M&Aコース |
|---|---|---|---|
| 主催 | 銀行業務検定協会 | 一般社団法人金融財政事情研究会 | 一般社団法人金融財政事情研究会 |
| 受験料(税込) | 5,500円 | 5,500円 | 7,700円 |
| 試験時間 | 120分 | 100分 | 120分 |
| 出題形式・出題数 | 四答択一式〈一部事例付〉50問(基本知識40問+5事例10問) | 四答択一式50問 | 四答択一式30問+総合問題10題 |
| 合格基準 | 100点満点中60点以上 | 100点満点で60点以上 | 100点満点で70点以上 |
| 受験資格 | どなたでも受験可能 | 「受験資格は特にありません」 | 「受験資格は特にありません」 |
| 出題範囲 | 事業承継の基本知識/事業承継と金融実務/その他関連知識等 | 事業承継の事前準備等/親族内・従業員承継の実務/社外承継(M&A)の実務/コンサルティングの実務 | 事業承継関連税制等/事業承継関連法制等/M&A基礎知識・関連会計/M&A関連法制等/総合問題 |
| 合格後の認定名称 | 確認した公式ページに認定名称の記載は見当たらない | 事業承継・M&Aベーシック(公式ガイドの表記は「一般社団法人金融財政事情研究会認定 事業承継・M&Aベーシック」) | 事業承継・M&Aエキスパート |
| 上位講座の受講資格 | 確認した公式ページに記載は見当たらない | 公式ガイドに「『金融業務3級 事業承継・M&Aコース』の合格(事業承継・M&Aベーシックの認定)は、『M&Aシニアエキスパート養成スクール(認定講座)』『事業承継シニアエキスパート養成スクール(認定講座)』の受講資格とはなりません。」と明記 | 事業承継シニアエキスパートの受講資格の第1項に「事業承継・M&Aエキスパート認定者(試験合格者)」が挙げられている |
| 再受験 | 何回でも受験予約可能 | 受験日の翌日から起算して5日間は2度目の受験不可 | 受験日の翌日から起算して5日間は2度目の受験不可 |
| 法令基準日 | 確認した公式ページに記載は見当たらない | 受験者ポータルに「問題文に特に指示のない限り、2026年7月1日現在施行の法令等に基づくものとします」と記載 | 受験者ポータルに「2026年7月1日現在施行の法令等に基づくものとします」と記載 |
上位段階に進む予定がある人にとっては、受験料や試験時間より先に見るべきなのが「上位講座の受講資格」の行です。金融業務3級については、合格(事業承継・M&Aベーシックの認定)が2つのシニアエキスパート養成スクールの受講資格とはならない旨が公式ガイドに明記されています。事業承継アドバイザー3級については、受講資格として名前が挙がっている記載も、ならない旨の記載も、確認した公式ページには見当たりません。事業承継シニアエキスパート(KINZAI Webアカデミー)の受講資格で第1項に挙がっているのは、金融業務2級の合格で得られる事業承継・M&Aエキスパートの認定です。上位段階に進む予定があるかどうかで、選ぶ検定が変わります。上位段階そのものの費用と条件は事業承継シニアエキスパートの費用と受講資格で扱っています。
費用の実額は「受験料+事務手数料」で見る
3種目とも受験料のほかに事務手数料の案内がありますが、発生の条件が違います。事業承継アドバイザー3級は「※1申込につき、事務手数料330円(10%消費税込)別途発生。」と、決済方法の限定なしで案内されています。金融業務3級・2級は「コンビニエンスストア決済およびPay-easy決済の場合は、受験手数料に加えて、事務手数料297円(税込)をご負担いただきます」と、決済方法を限定した書き方です。金額差は33円と小さいものの、きんざいの2種目は決済方法によって発生するかどうかが変わるため、最終的な支払額は申込画面の合計で確認するのが確実です。
M&A関連資格を費用だけで横に並べたい場合はM&A資格の費用比較にまとめています。
難易度をどう読むか
確認した公式ページに合格率の記載はありません。数値で難易度を示すことはできないため、公表されている仕様から読み取れる材料だけを並べます。
- 合格基準は100点満点中60点以上。金融業務3級と同じ水準で、金融業務2級の70点より10点低い。
- 出題50問のうち10問(5事例)が技能・応用。単純な知識問題だけで50問を埋める構成ではない。
- 試験時間120分は、同じ50問の金融業務3級の100分より20分長い。1問あたりの持ち時間は2.4分で金融業務3級の2分より長いが、50問のうち10問が事例形式のため、この差がそのまま余裕になるとは限らない。
- 出題範囲は「事業承継の基本知識」「事業承継と金融実務」「その他関連知識等」の3つの柱で示され、分野別の配点は公表されていない。特定分野を捨てる設計の可否は、公表情報からは判断できない。
- 受験資格がなく、予約は何回でも可能。1回の受験で決めきる必要がない点は、難易度の受け止め方に影響する。
- 結果は即時判定で、スコアレポートと出題項目一覧が配布される。1回目の結果を使って弱い項目を特定し、2回目に充てる進め方ができる。
合格率が公表されていない試験の見積もり方そのものは、別制度ではありますが中小M&A資格試験の難易度でも整理しています。
立場別:どれから受けるか
- 銀行・信用金庫・信用組合で事業承継の相談を受け始めた段階:事業承継アドバイザー3級と金融業務3級はどちらも入口として成立します。社内で指定・推奨されている検定があるならそれが優先です。指定がない場合は、出題範囲に「社外承継(M&A)の実務」を独立して置いているのが金融業務3級、「事業承継と金融実務」を置いているのが事業承継アドバイザー3級という違いで分かれます。
- 上位のシニアエキスパートに進む予定がある:金融業務2級から入るのが回り道になりません(比較表の「上位講座の受講資格」の行を参照)。
- 事例形式の設問に慣れておきたい:事業承継アドバイザー3級は5事例10問、金融業務2級は総合問題10題を含みます。金融業務3級は四答択一式50問のみです。
- M&Aの会計・法制まで含めて学びたい:出題範囲に「M&A基礎知識・関連会計」「M&A関連法制等」を置くのは金融業務2級です。3級にあたる2種目の出題範囲には、この粒度でM&Aの会計・法制を掲げた項目はありません。
- 期間を区切って1つ取りたい:金融業務3級・2級は通年実施、事業承継アドバイザー3級は2026年4月27日から2027年3月31日までが試験日程として公表されています。事業承継アドバイザー3級は申込日より3日目以降の日時を予約でき、金融業務3級・2級は受験日の3日前まで予約できます。いずれも申込から受験までは短く収まりますが、事業承継アドバイザー3級は公表された日程内に限られる点だけ違います。
金融機関に在籍している方の資格選び全体は銀行員・金融機関のM&A資格で、金融業務3級と2級の差は金融業務3級 事業承継・M&Aコースの記事と金融業務2級 事業承継・M&Aコースの記事で整理しています。
注意点・よくある失敗
- 名称が似た検定を取り違える。「事業承継アドバイザー3級」は銀行業務検定協会、「金融業務3級 事業承継・M&Aコース」は金融財政事情研究会が主催する別の試験で、出題範囲も合格後の扱いも同じではありません。
- 受験料だけで比べる。事務手数料が別途かかり、案内の書き方も種目ごとに違います。
- 変更・キャンセルの締切を読み違える。事業承継アドバイザー3級は受験日の3日前まで変更・キャンセルが可能で、2日前からは一切できません。
- 電卓を持参する。受験者ポータルには「電卓は持込できません」と記載があり、計算問題では試験画面上に表示される電卓を使います。持込みについて確認した公式ページに書かれているのは、本人確認書類の持参と電卓の可否です。
- 「3級だから上位につながる」と考える。シニアエキスパート講座の受講資格の第1項に挙がっているのは金融業務2級の合格で得られる認定です。金融業務3級については受講資格とはならない旨が公式ガイドに明記されており、事業承継アドバイザー3級については受講資格に関する記載が確認した公式ページに見当たりません。
- 法令基準日を確認しない。金融業務3級・2級は受験者ポータルに2026年7月1日現在施行の法令等が基準と明示されています。事業承継アドバイザー3級について同様の記載は確認した公式ページには見当たらないため、教材を選ぶときは版の新しさを自分で確かめることになります。
この記事の確認状況
本記事の試験仕様は、CBT-Solutionsの受験者ポータルおよび金融財政事情研究会の種目別ガイド・講座案内を2026-09-22に原典で確認した内容です。中小M&A資格試験に関する記述は中小企業庁の検討会資料に基づき2026-09-21までに確認した内容で、2026-09-22時点では同庁サイトの本文を再取得できなかったため、その時点の内容のままとしています。試験の仕様は改定されることがあるため、申込の前には必ず各試験の公式ページで最新の条件を確認してください。
比較軸をそろえると、判断理由を説明しやすくなります
選ぶ前に条件を確認することで、料金や印象だけで結論を急ぐことを避けられます。
制度・料金・提供内容は更新されます
本記事の数値・制度情報は記載の確認日時点のものです。申込前に各公式ページで最新情報をご確認ください。
よくある質問
ありません。受験者ポータルに「どなたでも受験可能」と記載されています。金融機関に在籍していなくても申し込めます。
確認した銀行業務検定試験のCBT種目一覧には、事業承継アドバイザーは3級のみが掲載されています。同じ一覧には相続アドバイザー3級など他の種目も並んでいますが、事業承継アドバイザーの上位級は見当たりません。
順番の決まりはありません。どちらも受験資格の制限がないCBTです。分けるのは目的で、上位のシニアエキスパート講座に進む予定があるなら、受講資格の第1項に認定名が挙がっている金融業務2級から入るほうが回り道になりません。金融業務3級の合格は、公式ガイドに2つの養成スクールの受講資格とはならない旨が明記されています。両級の仕様差は金融業務3級 事業承継・M&Aコースの記事で扱っています。
確認した公式ページに合格率の記載がないため、数値では示せません。材料は、合格基準が100点満点中60点以上であること、50問のうち5事例10問が技能・応用であること、出題範囲が3つの柱で示され分野別配点が公表されていないことの3点です。
受験者ポータルには「何回でも受験予約可能」と記載されています。金融業務3級・2級は受験日の翌日から起算して5日間は2度目の受験ができないと案内されており、この点は扱いが異なります。
免除や優遇の関係を示す公表資料は確認できていません。中小M&A資格試験は2026年度の創設が予定されている段階で、試験の方式・日程・受験料・運営団体は未公表です。現時点でこの検定を新資格の対策として位置づける根拠はなく、事業承継の基礎知識を体系化する目的で選ぶのが妥当な範囲です。新資格の最新状況は本体サイトの試験情報で確認できます(当メディア運営者が提供するサービスです)。
受験資格の制限がなく、公表された試験日程の範囲で日時を自分で選べ、結果が即時判定でスコアレポートと出題項目一覧が配布されるため、1回目の結果から弱い項目を絞り込む進め方は取れます。独学の組み立て方はM&A資格は独学で取れるかで資格別に整理しています。
一次資料・参考資料
- 公式情報銀行業務検定試験 事業承継アドバイザー3級(CBT-Solutions 受験者ポータル。主催・試験日程・申込期間・受験料・事務手数料・試験時間・出題形式・出題数・合格基準・出題範囲・受験資格・予約と変更の規定・持込み・結果通知)確認日:2026-09-22
- 公式情報銀行業務検定試験 CBT種目一覧(CBT-Solutions。事業承継アドバイザーの級の掲載状況)確認日:2026-09-22
- 公式情報金融財政事情研究会 種目別ガイド 金融業務3級 事業承継・M&Aコース(受験資格・受験料・試験時間・出題形式・合格基準・出題範囲・認定名称・対象者)確認日:2026-09-22
- 公式情報金融業務3級 事業承継・M&Aコース(CBT-Solutions 受験者ポータル。事務手数料・予約可能期間・再受験の制限・持込み・法令基準日・結果通知)確認日:2026-09-22
- 公式情報金融財政事情研究会 種目別ガイド 金融業務2級 事業承継・M&Aコース(受験資格・受験料・試験時間・出題形式・合格基準・出題範囲・認定名称・法令基準日)確認日:2026-09-22
- 公式情報金融業務2級 事業承継・M&Aコース(CBT-Solutions 受験者ポータル。事務手数料・再受験の制限・法令基準日)確認日:2026-09-22
- 公式情報金融財政事情研究会 KINZAI Webアカデミー 事業承継シニアエキスパート(受講資格の各項・受講料・受験料)確認日:2026-09-22
- 公式情報金融財政事情研究会 事業承継・M&A(認定制度の段階と対応する検定・講座)確認日:2026-09-22
- 一次資料中小企業庁 中小M&A市場の改革に向けた検討会(第5回)資料2確認日:2026-09-22
更新・訂正履歴
- 初回公開
記載の数値・制度情報は2026-09-22時点で一次資料・公式情報を確認したものです。更新・訂正時はこの履歴に日付と理由を記載します。
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事業承継アドバイザー3級の3つの柱とは切り方が異なりますが、検討中の中小M&A資格試験の側から見た現在地を20問で確認できます(当メディア運営者が提供する無料サービスです)。